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【市況】アジア株 上海株が2週間ぶり安値、感染急拡大で景気回復に遅れとの見方 北京の新規感染者8カ月ぶり高水準

アジア株 上海株が2週間ぶり安値、感染急拡大で景気回復に遅れとの見方 北京の新規感染者8カ月ぶり高水準

東京時間14:00現在
香港ハンセン指数   25648.77(+20.03 +0.08%)
中国上海総合指数  3529.00(-33.31 -0.93%)
台湾加権指数     17005.75(-68.80 -0.40%)
韓国総合株価指数  3031.48(+5.99 +0.20%)
豪ASX200指数    7426.40(-22.31 -0.30%)
インドSENSEX30種  60756.37(-386.96 -0.63%)

アジア株は軒並み下落。

上海株は続落、約2週間ぶり安値をつけている。感染再拡大や米中対立、不動産業界全体に対する懸念が高まっている。中国ではワクチン接種率が約75%に達しているにもかかわらず、先週からコロナ感染者が急増。北京の新規感染者数は約8カ月ぶり高水準を記録したもよう。感染増加を受け、複数の地域でロックダウンなど厳しい規制が導入されており、中国の景気回復に遅れが生じるとの懸念が高まってきている。また、ここに来て米中関係悪化も不安視されている。米連邦通信委員会(FCC)が先日、安全保障上の理由からチャイナテレコムの米国事業免許を取り消したと発表した。同じ日に、環球時報は台湾問題を巡り米国が新たな攻撃を開始したと非難する論説を掲載するなどしており、米中関係が再び悪化する恐れがある。そのほか、中国不動産業界全体の経営難も懸念されている。格付け会社S&Pは不動産開発会社の佳兆業集団の格付けをドル建て債の借り換えに重大なリスクがあるとして、「CCC+」に引き下げた。香港市場で佳兆業集団は14.3%安、上場来安値をつけている。

出所:MINKABU PRESS

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