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【市況】21日の株式相場見通し=ハイテク株上昇一服で上値重い展開か

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 21日の東京株式市場は、買い先行も2万9000円台前半で強弱観が対立し日経平均の上げ幅は限定的となりそうだ。前日の米国株市場では企業の好調な決算発表が続いていることを背景に市場のセンチメントが強気に傾きNYダウが続伸、一時8月16日につけた過去最高値を上回る場面があった。その後は上げ幅を縮小したが、3万5600ドル台で引けている。一方、原油高騰などを背景に米長期金利の上昇基調も止まらず1.63%台まで水準を切り上げたことを受け、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅ながら6日ぶりに反落した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も6日ぶりに小反落した。東京市場では前日に日経平均が270円あまり高い場面があったものの、その後は伸び悩み40円高で着地しており、上値の重さが意識された。きょうも金融株や景気敏感株など中心に買いが入りやすいものの、ハイテク株の上昇一服を背景に上値は限られそうだ。

 20日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比152ドル03セント高の3万5609ドル34セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同7.412ポイント安の1万5121.678だった。

 日程面では、きょうは9月の全国スーパー売上高など。海外では10月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、9月の米景気先行指標指数、9月の米中古住宅販売件数など。

出所:MINKABU PRESS

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