日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
19日の東京株式市場は売り買い交錯のなかもやや売りに押される展開となり、日経平均株価は続落する可能性が高そうだ。前日の米国株市場では主要株指数が高安まちまちの展開となり、NYダウは小幅ながら3日ぶりにマイナス圏で引けたものの、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数は4日続伸と上値追い基調を継続した。中国景気の減速感が意識されるなか景気敏感株に売りが出たが、ハイテク系のグロース株は強さを発揮。朝方は両指数とも売り込まれる展開で始まったが、その後は次第に水準を切り上げた。東京市場では、引き続き方向感の定まりにくい地合いが想定されるが、前日発表された中国の7~9月期GDP発表を受けた中国景気ピークアウトに対する警戒感が上値を重くしそうだ。外国為替市場でのドル高・円安は自動車株や半導体関連などのハイテクセクターにとってプラス材料となるが、原油価格の高止まりは資源関連株などを除き買い手控え材料となる。
18日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比36ドル15セント安の3万5258ドル61セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同124.469ポイント高の1万5021.809だった。
日程面では、きょうは衆院選の公示日、9月の白物家電出荷額、20年物国債の入札など。海外では9月の米住宅着工件数など。
出所:
MINKABU PRESS