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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:Jフロント、SHIFT、東宝

Jフロント <日足> 「株探」多機能チャートより
■Jフロント <3086>  1,113円  +96 円 (+9.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 J.フロント リテイリング<3086>は急伸。百貨店業界は新型コロナウイルスの影響で大苦戦を強いられているが、9月末の緊急事態宣言解除に加え、足もとで新型コロナ感染者数が急減していることから、今後の業績動向にマーケットの注目度も高い。そうしたなか、同社は12日取引終了後に21年3~8月期決算を発表、最終損益が19億9500万円の赤字(前年同期は163億1100万円の赤字)と損失幅が縮小した。4~6月期の休業が響いているほか、夏場の感染第5波の影響も拭えない状況にあるが、22年2月期通期ベースの最終損益は10億円の黒字予想を据え置いている。コスト管理などの合理化努力を推進する一方、ワクチン普及効果から下期の消費回復を見込んでいる。前日は決算発表前に買いポジションを減らす動きがでて株価を5%超下げていたが、きょうは不安心理後退を背景に同社株への買い戻しを誘発する流れとなっている。

■SHIFT <3697>  23,690円  +1,840 円 (+8.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 SHIFT<3697>が大幅高。同社は金融・通信などを主要顧客に企業向け基幹システムのソフトウェアテスト(動作確認、品質検査)を展開している。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)シフトが加速するなか、同社のソフトの品質保証サービスが旺盛な需要を捉えている。12日取引終了後に発表した22年8月期の業績予想は、営業利益が57億円(前期比43%増)を見込んでおり、21年8月期の39億9400万円(前の期比70%増)に続き、2期連続で過去最高利益の大幅更新となる。これをポジティブ視する買いを呼び込んでいる。

■ヤプリ <4168>  4,060円  +225 円 (+5.9%)  11:30現在
 ヤプリ<4168>は大幅反発している。東京証券取引所が12日の取引終了後、同社株を13日付で貸借銘柄に選定すると発表しており、株式流動性の向上による売買活性化への期待から買いが入っているようだ。また、日本証券金融も13日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。

■東宝 <9602>  5,390円  +270 円 (+5.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 東宝<9602>は大幅反発し年初来高値を更新した。12日の取引終了後、22年2月期の連結業績予想について、売上高を2140億円から2260億円(前期比17.7%増)へ、営業利益を320億円から380億円(同69.3%増)へ、純利益を205億円から260億円(同77.0%増)へ上方修正したことが好感されている。上期の映画営業事業で、自社配給の「竜とそばかすの姫」「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールドヒーローズ ミッション」、東宝東和配給の「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」などの大ヒットがあったことや、映像事業で「呪術廻戦」「ウマ娘プリティーダービー Season2」「僕のヒーローアカデミア」などの「TOHO animation」作品がパッケージ販売、商品化ライセンス、配信などの多面的展開を図り好調に推移したことなどが寄与する。なお、第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高1180億5000万円(前年同期比59.5%増)、営業利益214億6300万円(同3.0倍)、純利益150億8100万円(同4.0倍)だった。

■新日本電工 <5563>  350円  +15 円 (+4.5%)  11:30現在
 新日本電工<5563>の上値追いが鮮明だ。全体軟調相場が続いているにもかかわらず、株価はきょうで7連騰と異彩を放っている。日本製鉄系の合金トップメーカーで足もとの業績は回復色を強めている。21年12月期は従来予想を増額修正し、経常利益段階で前期比58%増の55億円を計画している。ここ非鉄セクターに物色の矛先が向いていることは、同社の株価見直しにもつながっている。また、世界的に脱炭素への取り組みが加速するなかで、水素吸蔵合金で実績が高い同社は、水素貯蔵システムなどへの展開に期待が大きい。燃料電池車普及のカギを握る水素ステーションのインフラ拡充では重要な役割を担うとの思惑がある。

■ダイセキ <9793>  5,290円  +170 円 (+3.3%)  11:30現在
 ダイセキ<9793>は5日続伸。12日の取引終了後、上限を80万株(発行済み株数の1.55%)、または40億9600万円とする自社株を、13日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これが好感されている。企業環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的という。なお、取得結果はまだ発表されていない。

■セントラル警備保障 <9740>  2,932円  +87 円 (+3.1%)  11:30現在
 セントラル警備保障<9740>が大幅反発している。12日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算が、売上高344億5000万円(前年同期比1.6%増)、営業利益28億7500万円(同9.4%減)、純利益20億8300万円(同16.3%増)と増収増益だったことが好感されている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響により、鉄道関連施設を中心とした主要顧客からの警備業務の見直しの要請を受けたものの、東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴う臨時警備が好調に推移したことが牽引した。なお、22年2月期通期業績予想は、売上高690億円(前期比2.3%増)、営業利益46億7000万円(同1.9%増)、純利益32億円(同2.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■堺化学工業 <4078>  2,122円  -166 円 (-7.3%)  11:30現在  東証1部 下落率9位
 堺化学工業<4078>が大幅続落。同社は12日取引終了後、株式売り出しを発表しており、株式需給の悪化を警戒する売りが膨らんだ。三菱マテリアル<5711>のほか、紀陽銀行<8370>などが合計197万3300株を売り出す。同時にオーバーアロットメントによる上限29万5900株の売り出しも実施する。売出価格は10月20日から25日のいずれかの日に決定する。この売り出しに伴い、筆頭株主の三菱マは第4位の株主となる。同時に、自社株買いの実施も発表した。90万株(発行済み株式数の5.33%)、15億円を上限としており、取得期間は売り出しの受渡日の翌営業日から22年3月31日まで。

■日本ペHD <4612>  1,096円  -84 円 (-7.1%)  11:30現在  東証1部 下落率10位
 日本ペイントホールディングス<4612>が大幅続落している。12日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を1兆100億円から1兆円(前期比28.0%増)へ、営業利益を1020億円から800億円(同7.9%減)へ、純利益を780億円から600億円(同34.5%増)へ下方修正し、増益予想から一転して営業減益予想としたことが嫌気されている。半導体不足や新型コロナウイルスの影響に伴い自動車生産台数が各地域で想定を下回り、自動車用塗料事業の売上高が計画未達となった。また、国内外における原材料価格の高騰が想定以上に続いていることも利益を圧迫する。

■東京エレクトロン <8035>  45,850円  -680 円 (-1.5%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連株が売り優勢、株価は下落トレンドが続いている。半導体需要は引き続き旺盛ながら、世界景気減速に対する警戒感もあり、前日の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3日続落と軟調、今月4日につけた直近安値を下回ってきた。IMFの世界経済見通しで、21年の米国の成長率が前回から大幅に下方修正されたが、その一方で米長期金利の先高期待も重荷となっており、半導体セクターなどハイテク系グロース株には向かい風の強い状況にある。これを受けて、東京市場でも半導体主力銘柄の株価は冴えないが、半導体の中期的な需要拡大トレンドに変化はないとの見方が根強いこともあって、下値では押し目に買い向かう動きが観測される。

■ホギメディカル <3593>  3,090円  -40 円 (-1.3%)  11:30現在
 ホギメディカル<3593>は冴えない動きとなっている。12日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を384億円から365億7000万円(前期比0.2%増)へ、営業利益を63億5000万円から57億9000万円(同2.8%増)へ、純利益を47億2000万円から43億円(同13.3%減)へ下方修正したことが嫌気されている。上期に新型コロナウイルス感染症の影響を受け、医療機関の人員不足などによる手術件数の減少に伴う減収が要因としている。また、前期に発生した不織布製品及び感染防護製品の特需の反動減も影響する。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高179億2800万円(前年同期比1.1%増)、営業利益29億8700万円(同11.8%増)、純利益22億3400万円(同19.5%減)だった。

■サインポスト <3996>  1,323円  +196 円 (+17.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 サインポスト<3996>は反発。12日の取引終了後に発表した22年2月期業績予想の下方修正を受けて朝方安く始まったものの、きょう場中に同社出資先のTOUCH TO GO(TTG)がグローリー<6457>と資本・業務提携したことが明らかとなり、これが材料視され急速にプラス圏に切り返した。今回の提携により、TTGが展開する無人決済システムソリューションにグローリーの製品やサービスを組み込み、決済の効率化や購買前の行動・購買データを活用した新たなマーケティングサービスの創出を目指す。サインポストが発表した通期業績予想の下方修正では、売上高を21億7000万円から20億5000万円(前期比0.6%増)へ、営業損益を2億3500万円の赤字から4億6000万円の赤字(前期5億9600万円の赤字)へ引き下げた。上半期の業績や進行中のプロジェクトの動向を踏まえたほか、中途採用者の増加による人件費などの増加が響く。

■グローバルウェイ <3936>  3,410円  +501 円 (+17.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 グローバルウェイ<3936>がストップ高カイ気配となっている。12日の取引終了後、11月3日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表しており、これが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家がより投資しやすい環境を整えるとともに、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。また、東京証券取引所は13日売買分から、信用取引による新規の売り付け及び買い付けにかかる委託保証金率を90%以上(うち現金60%以上)とする臨時措置を解除すると発表した。なお、日本証券金融も同日付で増担保金徴収措置を解除している。

■メディカルネット <3645>  640円  +92 円 (+16.8%)  11:30現在
 メディカルネット<3645>が大幅反発している。12日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)連結決算が、売上高8億300万円(前年同期比29.8%増)、営業利益9900万円(同2.1倍)、純利益1億4700万円(同4.9倍)と大幅増益となったことが好感されている。メディア・プラットフォーム事業で、歯科分野の受注が前期から受注が好調に推移し継続契約が増加していることに加えて、医療機関経営支援事業でオカムラが売り上げを伸ばした。また、21年6月に連結子会社化したノーエチ薬品や前期第2四半期に連結子会社化したタイのパシフィック・デンタル・ケアも業績拡大に貢献した。なお、22年5月期通期業績予想は、会計基準の変更に伴い売上高を40億円から35億4700万円(前期比22.1%増)へ下方修正したものの、営業利益3億6000万円(同8.8%増)、純利益2億8400万円(同2.2倍)は従来見通しを据え置いている。

■フィル・カンパニー <3267>  3,485円  +440 円 (+14.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 フィル・カンパニー<3267>が急反発している。12日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年12月~21年8月)連結決算が、売上高38億8200万円(前年同期比57.2%増)、営業利益8億1400万円(前年同期9900万円の赤字)、最終利益5億3500万円(同1億円の赤字)と大幅黒字転換し、営業利益が通期計画を上回ったことが好感されている。土地オーナーに土地活用商品の企画提案をする「請負受注スキーム」で7件の竣工引き渡しを行ったほか、不動産投資家に同社が土地を購入し空中店舗フィル・パークの開発から販売までを行う「開発販売スキーム」で2件の販売引き渡しを行ったことが牽引した。特に、同社の販売額としては過去上位1、2位である福岡市及び東京都品川区の販売用不動産の売却が完了したことが寄与した。なお、21年11月通期業績予想は、売上高51億5000万円(前期比29.7%増)、営業利益6億7600万円(同5.2倍)、最終利益3億2000万円(同16.8倍)の従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄
 リベロ <9245>  1,992円  +400 円 (+25.1%) ストップ高   11:30現在
 光陽社 <7946>  2,126円  +400 円 (+23.2%) ストップ高   11:30現在
 ニッチツ <7021>  3,310円  +501 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在
 川崎地質 <4673>  6,640円  +1,000 円 (+17.7%) ストップ高   11:30現在
 倉庫精練 <3578>  664円  +100 円 (+17.7%) ストップ高   11:30現在
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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