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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:レナサイエンスは大幅に続落、バーチャレクが年初来高値

イード <日足> 「株探」多機能チャートより

<6038> イード 885 +18
大幅に3日ぶり反発。進学情報を手掛けるリンク(横浜市)の全株式を取得し、子会社化したと発表している。リンクは、私立小学校・中学校・高等学校を中心とする進学相談イベントを東京・神奈川で展開するほか、フリーペーパー「Fravent(フレヴァン)」を発行している。子会社化により、イードが運営する教育情報サイト「リセマム(保護者向け)」「リシード(教育関係者向け)」と連携させ、発信力を強化する。

<2986> LAホールディングス 1992 +164
上場来高値を更新。3月22日に発行した第4回新株予約権のうち、1250個(発行総数の36.17%)が権利行使されたと発表している。交付株数は12万5000株。未行使の新株予約権は455個。大量行使で株式価値の希薄化懸念が後退していることに加え、4日に21年12月期の営業利益予想を21.00億円から34.00億円(前期実績11.24億円)に引き上げたことも引き続き買い材料視されているようだ。

<4889> レナサイエンス 785 -85
大幅に続落。特段の手掛かりは出ていないが、出来高を伴って値を下げている。レナサイエンス株は新規上場した9月24日に1015円まで上昇した後、公開価格(670円)を上回る712-920円で推移。9月下旬の新規株式公開(IPO)ラッシュを終えて投資資金を回収する動きに加え、新興株の大半の銘柄が下落する中で当面の利益を確定しようとする個人投資家による売りが出ているようだ。

<2493> イーサポート 877 -23
大幅に続落。21年11月期の営業損益を従来予想の0.73億円の黒字から1.98億円の赤字(前期実績2.65億円の黒字)に下方修正している。緊急事態宣言が長引き、国産青果物流通プラットフォームの事業拡大が当初想定していた水準を下回っているため。輸入青果物サプライチェーン事業の業務受託量が想定以上に減少したことも響き、赤字に転落する見通しとなった。期末配当も従来予想の5.00円から無配(前期末実績5.00円)に減額修正した。

<4425> Kudan 3425 +25
大幅に3日ぶり反発。欧州連合(EU)の研究機関が資金提供するEnhanced Receiver for Autonomous Mobility(ERASMO)プロジェクトに対し、グループのソフトウェア会社Artisense GmbHが参画したと発表している。同プロジェクトは完全自動運転を可能にする車両搭載可能な自己位置推定技術の開発を目的としている。仏自動車大手のルノーのほか、欧州の技術開発企業も参画しているという。

<6193> バーチャレク 919 +121
年初来高値。22年3月期の営業利益を従来予想の2.25億円から3.00億円(前期実績1.64億円)に上方修正している。上半期にプロジェクト利益率が向上したことに加え、販管費の抑制が進み、利益を押し上げる見通しとなった。また、営業外収益として約0.30億円の投資事業組合利益が見込まれることから、純利益予想も1.60億円から2.40億円(同1.10億円)に引き上げた。
《ST》

 提供:フィスコ

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