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【市況】株価指数先物【引け後コメント】 NT倍率は終値で75日移動平均線を上回る


大阪12月限
日経225先物 29920 -160 (-0.53%)
TOPIX先物 2055.5 -17.5 (-0.84%)

 日経225先物(12月限)は前日比160円安の2万9920円で取引を終了。寄り付きは3万0060円とシカゴ日経平均先物清算値(3万0055円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。その後も下げ幅を広げ、一時は2万9830円まで下落。前引けにかけて若干持ち直すと、ランチタイムでは3万円を回復した。ただし、後場は再び軟化し2万9920円~2万9990円での推移となった。引けにかけて9月権利取りの動きもみられたが、3万円の大台を下回って取引を終えた。

 27日の米国市場では大型テック株や半導体株が売られており、東京市場でも東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>は弱い値動きだったため、日経平均株価の重荷となった。また、政府分科会で緊急事態宣言の解除の方針が了承されたことで、いったんは材料出尽くしから利食いに向かわせたようだ。

 もっとも、中国で不動産市場の信用不安が高まるなか、香港市場で中国恒大や融創中国が大幅な上昇となったことで中国リスクは若干和らぎ、ショートの動きは強まらなかった。反対に引けにかけては9月権利取りによる需給要因もあったため、短期筋の買い戻しを誘う格好となっている。

 日経平均は辛うじて3万円を割り込まず、後場は下落幅を縮めていた。配当落ち分を考慮すると明日の日経平均は3万円水準がイーブンとなるため、引き続き3万円辺りでの底堅さを確認することになりそうだ。また、明日は自民党総裁選の投開票を経て新総裁が決まる。強弱感が対立する局面も想定されるが、月末にかけては配当再投資に伴う需給要因によって底堅い値動きとなろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.48倍に低下した後、14.59倍まで上昇する場面をみせた。その後、上げ幅を縮めたものの、14.55倍と終値で75日移動平均線(14.53倍)を上回ってきており、NTロングでのスプレッド狙いの動きが強まるか注目。

 手口面では、日経225先物はモルガンSが870枚、バークレイズが660枚、ABNアムロが550枚、UBSが470枚程度の売り越しに対して、みずほが1000枚、ゴールドマンが890枚の買い越しだった。TOPIX先物はBofAが3530枚、野村が2100枚、シティが660枚程度の売り越しに対して、みずほが2040枚、ソジェンが1340枚、ゴールドマンが1170枚、クレディスイスが1040枚程度の買い越しだった。

株探ニュース

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