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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:オーケストラ、日本オラクル、ビザスク

オーケストラ <日足> 「株探」多機能チャートより
■オーケストラ <6533>  4,460円  +590 円 (+15.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 Orchestra Holdings<6533>が急騰。21日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を142億円から156億2000万円(前期比32.1%増)へ、営業利益を8億7000万円から11億3100万円(同64.8%増)へ、純利益を5億4000万円から7億200万円(同61.2%増)へ上方修正したことが好感されている。デジタルマーケティング事業で、既存顧客への追加提案や新規顧客開拓が順調に進み、想定を上回る勢いで受注が堅調に推移しているほか、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業で注力するセールスフォース案件の受注が好調に推移していることが要因。また、DX事業における採用・教育活動が順調に進んだことから、早期に開発体制を強化することができ、想定よりも利益率が改善したことも寄与する。

■アイホン <6718>  2,586円  +235 円 (+10.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 インターホン大手のアイホン<6718>が急反発し、年初来高値を更新した。同社は21日取引終了後に、22年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想を修正。営業利益見通しは前年同期比2.4倍の28億円(従来予想は15億円)に引き上げた。売上高の見通しも同22.9%増の250億円(従来予想は246億円)に上方修正。国内の集合住宅市場で積極的な営業活動を行ってきたことが奏功しているほか、利益面では一部経費を下期に繰り越したことが寄与するとしている。22年3月期通期の連結業績予想については、売上高見通しを従来予想の前期比13.8%増の525億円で据え置く一方、営業利益の見通しは前期比38.0%増の50億円(従来予想は45億円)に引き上げた。また、中間配当を従来計画比10円増額の35円(前年の中間配当は25円)とする方針を示した。これにより、期末配当計画53円とあわせた年間配当は88円(前期は65円)となる。

■日本オラクル <4716>  9,830円  +460 円 (+4.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 日本オラクル<4716>がカイ気配スタートで急反発。データベース管理ソフト最大手で、クラウドサービス分野も深耕しているが、足もとの業績は企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を捉え好調に推移している。21日取引終了後に発表した21年6~8月期決算は営業利益が前年同期比17%増の169億4500万円と2ケタ成長を確保しており、これを評価する形で投資資金を引き寄せている。また、同日に来年4月の東証の市場再編で「スタンダード市場」への選択申請を決議したことも併せて発表している。株価は前日に全体相場の波乱に流され下値を試したが、25日移動平均線上で下げ止まる形で下値抵抗力の強さを発揮していた。きょうは同移動平均線を足場にリバウンドに転じている。

■ビザスク <4490>  6,320円  +240 円 (+4.0%)  11:30現在
 ビザスク<4490>は大幅反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「新規事業の立ち上げを検討する企業向けに市場調査を代行するサービスを始める」と報じられており、これが好材料視されているようだ。記事によると、コンサルタントとして登録する専門人材が知見を生かして調査を担うという。コンサルと切り離した形で調査を請け負うことで、需要の掘り起こしが期待されている。

■フリュー <6238>  1,902円  +62 円 (+3.4%)  11:30現在
 フリュー<6238>が反発し、年初来高値を更新した。同社は21日取引終了後に、8月度の月次概況(速報)を発表。売上高は前年同月比47.1%増の30億5000万円となり、今期に入って前年実績を上回って推移していることが好感されているようだ。プリントシールの売上高は同19.8%減の5億5100万円にとどまった一方、キャラクター・マーチャンダイジングは同3.1倍の15億8700万円に伸長。コンテンツ・メディアは同0.3%増の7億5300万円、ゲームは同26.4%増の1億5800万円となった。

■西松屋チェーン <7545>  1,450円  +35 円 (+2.5%)  11:30現在
 西松屋チェーン<7545>は反発している。21日の取引終了後に発表した9月度(8月21日~9月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比9.6%増と5カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。気温の低下に伴い、長袖Tシャツや肌着、パジャマなど秋物衣料の売り上げが好調だった。また、育児・服飾雑貨の売り上げも伸長した。なお、全店売上高は同12.0%増だった。

■昭電線HD <5805>  2,361円  +52 円 (+2.3%)  11:30現在
 昭和電線ホールディングス<5805>が反発している。21日の取引終了後、協和エクシオ<1951>と洋上風力発電に関する電力工事事業で業務提携を開始したと発表しており、これが好感されている。エンジニアリング会社として豊富な実績を有する協エクシオグループと、電力ケーブル・関連部品の製造販売と施工技術に実績を有する昭電線HDが提携を通じて、今後本格化する再生可能エネルギー分野における事業拡大をともに目指すのが狙い。具体的には協エクシオが施工する洋上風力発電工事などにおける自営線敷設工事について、昭電線HDが電力ケーブル及び関連部品を供給するとともに、電力ケーブルの接続工事に関する技能を供与することで、両社グループが洋上風力発電市場において連携して取り組む体制を構築するとしている。

■飯田GHD <3291>  2,959円  +64 円 (+2.2%)  11:30現在
 飯田グループホールディングス<3291>が3日ぶり反発。21日の取引終了後、22年3月期の配当予想の増額を発表しており、これが好感されているようだ。前期比16円増となる90円(中間・期末それぞれ45円)とし、従来予想の74円から引き上げた。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,463円  +134 円 (+2.1%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>は強弱観対立のなか、前営業日終値近辺で売り買いを錯綜させている。ここにきて株価は再び下値模索の動きをみせ、前日は日経平均先物絡みのインデックス売りの影響もあって5%の大幅安となった。中国不動産大手・恒大集団の過剰債務問題を背景に中国ネット系企業に投資するソフトバンクGに影響が及ぶことが懸念されている。また、米ハイテク企業への投資にも積極的で、前日の米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数が小幅ながらプラス圏で引けたことはポジティブ材料といえる。足もとでは値ごろ感からの押し目買いと、底値を拾った短期筋の売りが見合いとなって方向感の定まらない値動き。前日は株価が大幅安だったにもかかわらず、東証1部上場企業のなかで売買代金トップとなっており、引き続き市場の注目度の高さがうかがわれる。

■日本ガイシ <5333>  1,900円  +16 円 (+0.9%)  11:30現在
 日本ガイシ<5333>が5日ぶりに反発している。21日の取引終了後、22年3月期の配当予想について、中間23円・期末25円の年48円から中間・期末各30円の年60円に増額修正したことが好感されている。前期実績に対しては30円の増配になる予定だ。

■サーティワン <2268>  4,040円  +30 円 (+0.8%)  11:30現在
 B-R サーティワンアイスクリーム<2268>は約3カ月ぶりに年初来高値を更新している。21日の取引終了後、21年12月期の単独業績予想について、営業利益を7億6000万円から9億3000万円(前期比22.9%増)へ、純利益を4億6000万円から6億4000万円(同44.8%増)へ上方修正したことが好感されている。売上高は187億5000万円(同6.5%増)の従来見通しを据え置いたものの、Webを活用した店舗指導やフランチャイジーとのコミュニケーション、テレワークなどで交通費や会議費などのコストが削減したという。

■ハーモニック <6324>  6,210円  -190 円 (-3.0%)  11:30現在
 ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が5日続落。足もとでは中国・恒大集団の経営不安に伴う相場の下落で同社株も売りに押されているが、21日取引終了後に同社は東証が進める市場再編で「スタンダード市場」の選択申請を行うことを決議した、と発表。市場には、最上位の「プライム市場」での上場に期待する見方もあっただけに、この日は失望売りも出ている様子だ。

■大谷工業 <5939>  5,370円  +705 円 (+15.1%) ストップ高   11:30現在
 大谷工業<5939>が急反発し、ストップ高の5370円に買われている。21日の取引終了後、10万株(発行済み株数の11.36%)の自社株を9月30日付で消却すると発表しており、これが好材料視されている。なお、消却後の発行済み株数は78万株となる。

■ポート <7047>  1,024円  +77 円 (+8.1%)  11:30現在
 ポート<7047>が急反発し年初来高値を更新している。21日の取引終了後、子会社ドアーズが、注文住宅・リフォームのマッチングサイトを運営するタウンライフ(東京都新宿区)と業務提携契約を締結したと発表しており、これが好材料視されている。タウンライフは注文住宅・リフォームにおけるユーザーと事業者のマッチングサイト「タウンライフ家づくり」「タウンライフリフォーム」などを展開しており、累計事業者数は1500社以上、年間の利用ユーザー数は5万7000人に上るという。今回の提携により、ドアーズが運営する外壁塗装専門サイト「外壁塗装の窓口」と相互送客を行い、ユーザー数の拡大とユーザー課題への解決力向上を目指すとしている。

■サンワカンパニー <3187>  411円  +21 円 (+5.4%)  11:30現在
 サンワカンパニー<3187>が急反発している。21日の取引終了後、日本最大級の土地活用サポート情報サイト「HOME4U」を運営するNTTデータ・スマートソーシング(東京都江東区)との業務提携を開始したと発表しており、これが好材料視されている。サンワカンパでは、重量鉄骨造のモジュラー建築「CLASCO(クラスコ)」を手掛けているが、今回の提携により「HOME4U」を利用することで、露出機会とこれまで所有していなかった販路を拡大させ、土地活用希望者へ「クラスコ」の導入を提案するとしている。

●ストップ高銘柄
 井筒屋 <8260>  347円  +80 円 (+30.0%) ストップ高   11:30現在
 EAJ <6063>  1,433円  +300 円 (+26.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 太洋物産 <9941>  1,596円  +300 円 (+23.2%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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