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【市況】21日の株式相場見通し=急反落、中国リスクで3万円大台割れか

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 21日の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に売り優勢の展開となり、日経平均は大きく下値を探る展開となりそうだ。日経平均は3万円大台を一気に割り込む急落となる可能性も高い。前日の米国株市場ではリスク回避の売り一色となり、NYダウは一時900ドル以上下落する場面があった。中国不動産大手の恒大集団が資金繰り不安からのデフォルトリスクに晒されており、その影響から売りが加速した。東京市場では、8月末以降前週末まで日経平均株価は2800円以上の大幅な上昇をみせており、きょうはこの流れが波及し幅広く利益確定を急ぐ動きが想定される。あすのFOMCの結果や日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとの思惑もあり、買い向かう動きは限られそうだ。
 
 20日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比614ドル41セント安の3万3970ドル47セントと大幅安で3日続落。ナスダック総合株価指数は同330.065ポイント安の1万4713.903だった。

 日程面では、日銀の金融政策決定会合(~22日)。海外では8月の米住宅着工件数、4~6月期の米経常収支など。なお、中国、台湾、韓国市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS

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