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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 中国リスクを警戒も、調整局面での押し目買い意欲は強い


 日経225先物は11時30分時点、前日比150円安の3万0200円(-0.49%)前後で推移。米国株高を受けてやや買いが先行し、寄り付きは3万0420円とシカゴ日経平均先物清算値(3万0415円)にサヤ寄せして始まった。ただし、その直後につけた3万0460円を高値に、利食いに押される展開。3万0350円水準でもみ合う動きもみられたものの、中国恒大集団の売買停止が伝わったことで中国リスクへの警戒感が高まり、前引けにかけて下落幅を広げている。

 買い一巡後は前日の終値水準で底堅さをみせていたが、中国リスクが警戒されてポジションを圧縮する動きとなった。報道によると、中国恒大集団は16日の売買を停止し、17日に再開されるようである。この報道をきっかけにショートも入ったみられる。

 ただし、政策期待から押し目買い意欲は強く、短期筋のショートカバーが期待されよう。中国リスクが警戒されて大きくロングには傾けづらいものの、底堅さは意識されそうだ。

 なお、NT倍率は一時14.60倍に上昇したが、前引けにかけての下落により、14.55倍に低下している。

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