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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

GAテクノ <日足> 「株探」多機能チャートより

■GAテクノ <3491>  1,569円 (-400円、-20.3%) ストップ安

 GA technologies <3491> [東証M]がストップ安。14日の取引終了後、21年10月期業績予想について、営業損益を24億5500万円の黒字から4億9000万円の赤字(前期18億8800万円の黒字)へ下方修正しており、一転して営業赤字の見通しとなったことが嫌気されたようだ。RENOSYマーケットプレイス事業の市場シェア向上に向けて取引量を増大させたことに伴い、調達価格が高騰した商品が増加し、計画よりマージンの低い取り引きが多く発生したことが要因。なお、売上高については850億円(前期比34.8%増)とする従来予想を据え置いている。同時に発表した第3四半期累計(20年11月-21年7月)の決算は、売上高550億800万円(前年同期比38.2%増)、営業損益2億8400万円の赤字(前年同期6億8400万円の黒字)だった。

■パーク24 <4666>  1,911円 (-163円、-7.9%)

 東証1部の下落率6位。パーク24 <4666> が急反落。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年11月-21年7月)連結決算が、売上高1840億2800万円(前年同期比8.2%減)、営業損益99億1800万円の赤字(前年同期118億2500万円の赤字)、最終損益126億9200万円の赤字(同122億3300万円の赤字)となり、最終赤字が拡大したことが嫌気された。新型コロナウイルス感染症の度重なる感染症拡大と、それに伴う人の移動の抑制による影響を大きく受けたもの、国内駐車場事業やモビリティ事業は黒字を確保した。ただ、海外駐車場事業の赤字が拡大した。なお、21年10月期通期業績予想は、売上高2550億円(前期比5.2%減)、営業損益35億円の赤字(前期146億9800万円の赤字)、最終損益95億円の赤字(同466億5200万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。

■SBG <9984>  6,634円 (-407円、-5.8%)

 東証1部の下落率10位。ソフトバンクグループ <9984> が大幅安で3日続落。15日は全体地合い悪のなか安く始まった後、6800円台で売り買いを交錯させていたが、午前10時半を過ぎたあたりから大口の売りが相次ぎ下げ幅を広げた。時価は6600円近辺での攻防に。9月初旬にドイツテレコムとの戦略的パートナーシップ契約締結などを材料に急速に切り返したが、今週に入って上値の重さが目立ってきた。米ハイテク株のほかに中国ネット系企業への投資に力を入れていることから、最近の中国政府の規制強化の動きがリスク要因として強く意識されている。目先空売りの買い戻しも一巡したとみられる一方、再び信用買い残が急増していることが株式需給面で重荷となっている。

■スマレジ <4431>  3,710円 (-165円、-4.3%)

 スマレジ <4431> [東証M]が3日続落。14日の取引終了後に発表した第1四半期(5-7月)単独決算が、売上高9億2000万円(前年同期比28.7%増)、営業利益2億3200万円(同67.4%増)、純利益1億4900万円(同58.4%増)と大幅増益となり、これを受けて朝高で始まったものの、材料出尽くし感からしだいに売り優勢となった。自動釣銭機の供給不安による影響を受けたものの、機器販売売り上げが堅調に推移したことに加えて、コロナ禍においても有料店舗数が増加し、サブスクリプション売上高(クラウドサービス月額利用料など)が順調に積み上がったことが寄与した。なお、22年4月期通期業績予想は、売上高40億100万円(前期比20.4%増)、営業利益5億9400万円(同29.7%減)、純利益4億1500万円(同28.8%減)の従来見通しを据え置いている。

※15日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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