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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 NT倍率は16.64倍に上昇しNTショートの巻き戻しに伴うリバランスの売買に


 日経225先物は11時30分時点、前日比80円安の3万0050円(-0.26%)前後で推移。寄り付きは2万9920円とシカゴ先物清算値(2万9960円)を下回って始まったが、寄り付きを安値に下落幅を縮めており、一時3万0100円まで戻す場面も見られた。ただし、メジャーSQを前にしたヘッジ対応の動きが一巡するなか、その後は2万9990円~3万0080円水準でのこう着感の強い値動きで推移している。

 足元での急ピッチの上昇に対する過熱感なども警戒されやすく、上昇一服は想定内といった見方であろう。一方で、3万円水準での底堅さが意識されており、政策期待を背景とした押し目買い意欲は強そうである。ただし、香港市場ではテンセントが5%を超える下落で推移するなど、中国当局による規制強化への懸念が再燃しており、慎重姿勢に向かわせよう。そのため、後場も3万円を挟んだこう着感の強い値動きになりそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で16.64倍に上昇しており、75日移動平均線を突破した。相場がこう着するなか、NTショートの巻き戻しに伴うリバランスの売買が意識されよう。

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