米株
【市況】ダウ平均は小幅な値動きが続く＝米国株後半
NY株式1日（NY時間15:25）
ダウ平均 35340.75（-19.98 -0.06%）
ナスダック 15340.06（+80.82 +0.53%）
CME日経平均先物 28555（大証終比：+65 +0.23%）
ＮＹ時間の終盤に入ってダウ平均は横ばいでの推移が続いている。ただ、ＩＴ・ハイテク株は買いが優勢となっており、ナスダックは上昇。ダウ平均はエネルギーや産業、小売り株の下げが圧迫している。
きょうから９月相場に入ったが、８月相場も堅調に終わったことから、９月相場も上昇への期待を高めているのかもしれない。朝方発表のＡＤＰ雇用統計は予想を大きく下回る弱い内容となったが、ＦＲＢの慎重姿勢を裏づける内容でもあったことから、株式市場はネガティブな反応を見せていない。
一方、９月相場は歴史的に最悪の月であることが多く、昨年の３月安値からの反転相場でさえ９月は下落していた。直近の米経済指標は弱い内容が相次いでおり、デルタ株の感染拡大が景気回復を圧迫するのではとの懸念もある中、慎重に臨む必要があるとの声も聞かれる。ただ、下げてもそれは一時的であり、下値は押し目買いのチャンスとも指摘している。
ダウ採用銘柄ではキャタピラー<CAT>やハネウェル<HON>が下落しているほか、アムジェン<AMZN>、シェブロン<CVX>、ウォルグリーン<WBA>も軟調。一方、セールスフォース<CRM>やディズニー<DIS>、Ｐ＆Ｇ<PG>が上昇しているほか、アップル<AAPL>は最高値更新。
ナスダックは最高値更新。テスラ<TSLA>は下落しているものの、そのほかのアマゾン<AMZN>やアップル、フェイスブック<FB>が上昇。
ビデオ処理用半導体チップのアンバレラ<AMBA>が大幅高。前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。
サイバーセキュリティのクラウド・ストライク<CRWD>が下落。前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、第３四半期の１株利益が予想範囲内だったことに物足りなさを感じている模様。
アパレルのＰＶＨが大幅高。前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期の１株利益の見通しを上方修正したほか、第３四半期も予想を上回る見通しを示した。
高級電気自動車（ＥＶ）のスタートアップ企業、ルシード<LCID>が大幅安。特別買収目的会社（ＳＰＡＣ）を経由して上場した際に、募集・売出に応じた投資家（ＰＩＰＥ）に対して導入した売却を制限するロックアップの期限を本日迎える。それに伴って大量の売りが出るのではとの警戒感が高まっているようだ。
アナプラン<PLAN>が上昇。同社は主に大企業向けにクラウドベースのコネクティッドプランニングプラットフォームを提供する。前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表しており、売上高が予想を上回ったほか、ＥＢＩＴＤＡの赤字も予想ほどではなかった。ガイダンスも公表しており、通期の売上高見通しを上方修正したほか、予想も上回った。
アッヴィ<AVVB>が商いを伴って下落。ＦＤＡが同社の関節炎治療薬「リンボク」とファイザー<PFE>の「ゼルヤンツ」、インサイト<INCY>の「オルミアント」が、ＦＤＡで最も厳しい、パッケージに死亡リスク増加の警告文を入れる「黒枠警告」が必要と判断したことが嫌気された。
アンバレラ<AMBA> 131.09（+27.52 +26.57%）
クラウド・ストライク<CRWD> 271.61（-9.39 -3.34%）
ＰＶＨ<PVH> 119.99（+15.20 +14.51%）
ルシード<LCID> 17.86（-2.10 -10.52%）
アナプラン<PLAN> 67.16（+7.18 +11.97%）
アッヴィ<ABBV> 111.43（-9.36 -7.75%）
ファイザー<PFE> 45.86（-0.21 -0.45%）
インサイト<INCY> 77.15（+0.66 +0.86%）
アルファベット（C）<GOOG> 2921.41（+12.17 +0.42%）
フェイスブック<FB> 383.28（+3.90 +1.03%）
ネットフリックス<NFLX> 583.43（+14.24 +2.50%）
テスラ<TSLA> 734.93（-0.79 -0.11%）
アマゾン<AMZN> 3487.13（+16.34 +0.47%）
エヌビディア<NVDA> 225.43（+1.58 +0.71%）
ＡＭＤ<AMD> 110.53（-0.20 -0.18%）
ツイッター<TWTR> 65.64（+1.14 +1.77%）
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス<UNH> 418.56（+2.29 +0.55%）
メルク<MRK> 76.17（-0.12 -0.16%）
マクドナルド<MCD> 238.53（+1.07 +0.45%）
マイクロソフト<MSFT> 302.76（+0.88 +0.29%）
ホームデポ<HD> 323.49（-1.04 -0.32%）
ボーイング<BA> 218.18（-1.32 -0.60%）
ベライゾン<VZ> 54.94（-0.06 -0.11%）
ビザ<V> 229.95（+0.85 +0.37%）
ハネウェル<HON> 230.00（-1.91 -0.82%）
ナイキ<NKE> 164.80（+0.06 +0.03%）
トラベラーズ<TRV> 159.64（-0.07 -0.04%）
ディズニー<DIS> 183.81（+2.51 +1.38%）
ダウ・インク<DOW> 62.61（-0.29 -0.46%）
セールスフォース<CRM> 269.84（+4.57 +1.72%）
シスコシステムズ<CSCO> 59.09（+0.07 +0.11%）
シェブロン<CVX> 95.77（-1.00 -1.03%）
コカ・コーラ<KO> 56.69（+0.38 +0.67%）
ゴールドマン<GS> 413.28（-0.23 -0.06%）
キャタピラー<CAT> 207.51（-3.36 -1.59%）
ウォルマート<WMT> 147.81（-0.29 -0.20%）
ウォルグリーン<WBA> 50.25（-0.50 -0.99%）
インテル<INTC> 53.77（-0.29 -0.53%）
アメックス<AXP> 164.39（-1.57 -0.95%）
アムジェン<AMGN> 223.05（-2.49 -1.10%）
アップル<AAPL> 153.02（+1.19 +0.78%）
Ｐ＆Ｇ<PG> 143.89（+1.50 +1.05%）
ＪＰモルガン<JPM> 159.51（-0.44 -0.28%）
Ｊ＆Ｊ<JNJ> 173.41（+0.28 +0.16%）
ＩＢＭ<IBM> 139.60（-0.74 -0.53%）
３Ｍ<MMM> 193.43（-1.31 -0.67%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 35340.75（-19.98 -0.06%）
ナスダック 15340.06（+80.82 +0.53%）
CME日経平均先物 28555（大証終比：+65 +0.23%）
ＮＹ時間の終盤に入ってダウ平均は横ばいでの推移が続いている。ただ、ＩＴ・ハイテク株は買いが優勢となっており、ナスダックは上昇。ダウ平均はエネルギーや産業、小売り株の下げが圧迫している。
きょうから９月相場に入ったが、８月相場も堅調に終わったことから、９月相場も上昇への期待を高めているのかもしれない。朝方発表のＡＤＰ雇用統計は予想を大きく下回る弱い内容となったが、ＦＲＢの慎重姿勢を裏づける内容でもあったことから、株式市場はネガティブな反応を見せていない。
一方、９月相場は歴史的に最悪の月であることが多く、昨年の３月安値からの反転相場でさえ９月は下落していた。直近の米経済指標は弱い内容が相次いでおり、デルタ株の感染拡大が景気回復を圧迫するのではとの懸念もある中、慎重に臨む必要があるとの声も聞かれる。ただ、下げてもそれは一時的であり、下値は押し目買いのチャンスとも指摘している。
ダウ採用銘柄ではキャタピラー<CAT>やハネウェル<HON>が下落しているほか、アムジェン<AMZN>、シェブロン<CVX>、ウォルグリーン<WBA>も軟調。一方、セールスフォース<CRM>やディズニー<DIS>、Ｐ＆Ｇ<PG>が上昇しているほか、アップル<AAPL>は最高値更新。
ナスダックは最高値更新。テスラ<TSLA>は下落しているものの、そのほかのアマゾン<AMZN>やアップル、フェイスブック<FB>が上昇。
ビデオ処理用半導体チップのアンバレラ<AMBA>が大幅高。前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。
サイバーセキュリティのクラウド・ストライク<CRWD>が下落。前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、第３四半期の１株利益が予想範囲内だったことに物足りなさを感じている模様。
アパレルのＰＶＨが大幅高。前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期の１株利益の見通しを上方修正したほか、第３四半期も予想を上回る見通しを示した。
高級電気自動車（ＥＶ）のスタートアップ企業、ルシード<LCID>が大幅安。特別買収目的会社（ＳＰＡＣ）を経由して上場した際に、募集・売出に応じた投資家（ＰＩＰＥ）に対して導入した売却を制限するロックアップの期限を本日迎える。それに伴って大量の売りが出るのではとの警戒感が高まっているようだ。
アナプラン<PLAN>が上昇。同社は主に大企業向けにクラウドベースのコネクティッドプランニングプラットフォームを提供する。前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表しており、売上高が予想を上回ったほか、ＥＢＩＴＤＡの赤字も予想ほどではなかった。ガイダンスも公表しており、通期の売上高見通しを上方修正したほか、予想も上回った。
アッヴィ<AVVB>が商いを伴って下落。ＦＤＡが同社の関節炎治療薬「リンボク」とファイザー<PFE>の「ゼルヤンツ」、インサイト<INCY>の「オルミアント」が、ＦＤＡで最も厳しい、パッケージに死亡リスク増加の警告文を入れる「黒枠警告」が必要と判断したことが嫌気された。
アンバレラ<AMBA> 131.09（+27.52 +26.57%）
クラウド・ストライク<CRWD> 271.61（-9.39 -3.34%）
ＰＶＨ<PVH> 119.99（+15.20 +14.51%）
ルシード<LCID> 17.86（-2.10 -10.52%）
アナプラン<PLAN> 67.16（+7.18 +11.97%）
アッヴィ<ABBV> 111.43（-9.36 -7.75%）
ファイザー<PFE> 45.86（-0.21 -0.45%）
インサイト<INCY> 77.15（+0.66 +0.86%）
アルファベット（C）<GOOG> 2921.41（+12.17 +0.42%）
フェイスブック<FB> 383.28（+3.90 +1.03%）
ネットフリックス<NFLX> 583.43（+14.24 +2.50%）
テスラ<TSLA> 734.93（-0.79 -0.11%）
アマゾン<AMZN> 3487.13（+16.34 +0.47%）
エヌビディア<NVDA> 225.43（+1.58 +0.71%）
ＡＭＤ<AMD> 110.53（-0.20 -0.18%）
ツイッター<TWTR> 65.64（+1.14 +1.77%）
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス<UNH> 418.56（+2.29 +0.55%）
メルク<MRK> 76.17（-0.12 -0.16%）
マクドナルド<MCD> 238.53（+1.07 +0.45%）
マイクロソフト<MSFT> 302.76（+0.88 +0.29%）
ホームデポ<HD> 323.49（-1.04 -0.32%）
ボーイング<BA> 218.18（-1.32 -0.60%）
ベライゾン<VZ> 54.94（-0.06 -0.11%）
ビザ<V> 229.95（+0.85 +0.37%）
ハネウェル<HON> 230.00（-1.91 -0.82%）
ナイキ<NKE> 164.80（+0.06 +0.03%）
トラベラーズ<TRV> 159.64（-0.07 -0.04%）
ディズニー<DIS> 183.81（+2.51 +1.38%）
ダウ・インク<DOW> 62.61（-0.29 -0.46%）
セールスフォース<CRM> 269.84（+4.57 +1.72%）
シスコシステムズ<CSCO> 59.09（+0.07 +0.11%）
シェブロン<CVX> 95.77（-1.00 -1.03%）
コカ・コーラ<KO> 56.69（+0.38 +0.67%）
ゴールドマン<GS> 413.28（-0.23 -0.06%）
キャタピラー<CAT> 207.51（-3.36 -1.59%）
ウォルマート<WMT> 147.81（-0.29 -0.20%）
ウォルグリーン<WBA> 50.25（-0.50 -0.99%）
インテル<INTC> 53.77（-0.29 -0.53%）
アメックス<AXP> 164.39（-1.57 -0.95%）
アムジェン<AMGN> 223.05（-2.49 -1.10%）
アップル<AAPL> 153.02（+1.19 +0.78%）
Ｐ＆Ｇ<PG> 143.89（+1.50 +1.05%）
ＪＰモルガン<JPM> 159.51（-0.44 -0.28%）
Ｊ＆Ｊ<JNJ> 173.41（+0.28 +0.16%）
ＩＢＭ<IBM> 139.60（-0.74 -0.53%）
３Ｍ<MMM> 193.43（-1.31 -0.67%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
