【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
コロワイド <日足> 「株探」多機能チャートより
■コロワイド <7616> 1,886円 (-212円、-10.1%)
東証1部の下落率トップ。コロワイド <7616> が急反落。24日の取引終了後、1000万株の公募増資と60万株の株式売り出し、オーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限159万株の第三者割当増資を実施すると発表しており、1株利益の希薄化や需給悪化を懸念した売りが出たようだ。発行価格は9月1日から7日までのいずれかの日に決定する予定で、調達資金約218億円は新規出店や業態転換などに関連する設備投資資金などに当てるという。
■ニトリHD <9843> 20,305円 (-510円、-2.5%)
ニトリホールディングス <9843> が続落。24日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の月次国内売上高で、既存店売上高が前年同月比18.5%減と4ヵ月連続で前年実績を下回った。テレビCM効果などで寝具寝装品や収納整理用品が計画に対して順調に推移したものの、前年8月度は、在宅勤務需要の継続により売り上げが大幅増となった反動があったほか、全国的な大雨などの自然災害や緊急事態宣言・まん延防止等重点措置なども響いた。なお、全店売上高は同16.6%減だった。
■オプトラン <6235> 2,179円 (-23円、-1.0%)
オプトラン <6235> は反落。24日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を381億円から303億円(前期比19.2%減)へ、営業利益を90億円から68億円(同21.2%減)へ、純利益を70億円から56億円(同17.6%減)へ下方修正した。世界的な半導体不足や新型コロナウイルスの蔓延などにより、顧客の設備投資需要が想定を下回り、装置売上高が計画を下振れる見通しであることが要因としている。
※25日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース