【通貨】外為サマリー：１ドル１０９円８０銭台で推移、ゴトー日に伴うドル買い・円売りを意識

　２０日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前１０時時点で１ドル＝１０９円８４銭前後と前日の午後５時時点に比べ７銭程度のドル高・円安となっている。

　１９日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、１ドル＝１０９円７４銭前後と前日に比べ３銭程度のドル安・円高で取引を終えた。米新規失業保険申請件数（前週分）や米７月景気先行指数が強い内容だったことが下支えとなったが、新型コロナウイルスの感染拡大による景気減速懸念から上値は重かった。

　ただ、東京市場に移ってからは堅調な展開で、午前９時５０分頃には１０９円８８銭まで上昇する場面があった。この日はゴトー日（５のつく日と１０のつく日）であることから国内輸入企業のドル買い・円売りが意識されているとみられるほか、米国の早期テーパリング（量的緩和の縮小）観測が根強いこともドルの支えとなっているようだ。

　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．１６８２ドル前後と前日の午後５時時点に比べて横ばい。対円では１ユーロ＝１２８円３２銭前後と同８銭程度のユーロ高・円安で推移している。



出所：MINKABU PRESS