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【材料】ピアズ---第3四半期の売上高としては過去最高を更新


ピアズ<7066>は13日、2021年9月期第3四半期(20年10月-21年6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比21.3%減の23.87億円、営業利益が同38.8%減の1.87億円、経常利益が同34.4%減の2.14億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同48.7%減の1.03億円となった。

依然として新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、飲食店・小売店への営業自粛を余儀なくされたため、前年比で減収となったものの、第3四半期としての売上高は過去最高を更新した。

主要なサービスの提供先である通信キャリアの店頭チャネルにおいても、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、従来の店舗運営の在り方から大きな変化が求められる中、デジタルを活用した新たなオペレーションの設計、導入支援の需要が増加した。環境変化に対応するため、オンライン上で非対面型の接客を行うオンラインヘルパーをはじめとした新しい形式でのサービス提供を行っている。

従来オフラインで提供していたサービスをオンライン化して提供することで、売上総利益では前年同期比で+45百万円の増益、売上総利益率が+8.3pt向上した。収益性を改善する一方で、中長期での利益の最大化を行うためリテールテック領域への事業投資を強化している。

2021年9月期通期については、売上高が33.40億円、営業利益が0.70億円、経常利益が1.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.69億円とする、5月14日に公表した連結業績予想を据え置いている。なお、2020年9月期第3四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、対前期増減率については記載していない。

《NB》

 提供:フィスコ

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