【材料】ピーバンドットコム---1Qは2ケタ増益、累計ユーザー登録数は堅調に推移
PバンCOM <日足> 「株探」多機能チャートより
ピーバンドットコム<3559>は12日、2022年3月期第1四半期(21年4月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比1.7%増の4.60億円、営業利益が同18.2%増の0.48億円、経常利益が同19.4%増の0.49億円、四半期純利益が同22.7%増の0.33億円となった。
同社サービスの主要ユーザーである国内の電気電子企業の資材調達におけるDX化を推し進めるべく、コア事業のECによるプリント基板発注サービス「P板.com」において「1-Click見積」を大幅リニューアルし、「見積り即時表示」と「枚数シミュレーション」を実装するなどの機能改善を図った。また、「筐体・ケース加工サービス」をリリースし、筐体製造工法の選択肢を広げるとともに、デザイン・設計、追加工対応といったサービスの範囲を拡大し、ハードウェア開発の上流から下流までをトータルでサポートする「GUGENプラットフォーム」の充実に努めた。販促活動が制限される中、インターネット広告(リスティング広告)を引き続き強化し、WEB検索からの認知拡大と、オンラインセミナーの定期開催で新規ユーザー登録の誘導を図った。累計ユーザー登録数は前期末61,559名から、62,674名(前期末比1.8%増)となった。
半導体不足による影響は、特に、電子機器の一括受託生産を行う「P板.com EMS」において、リードタイムの長期化がみられるものの、部品調達やハーネス加工などの基板周辺サービスは堅調に推移し、ワンストップ・ソリューションの利用が進んだことで、客単価は増加傾向にある。
2022年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比8.0%増の21.48億円、営業利益が同22.0%増の2.49億円、経常利益が同20.8%増の2.53億円、当期純利益が同22.6%増の1.74億円とする期初計画を据え置いている。
《ST》
提供:フィスコ