米株
【市況】ダウ平均は続落 原油安や利回り低下で次第にリスク回避も＝米国株概況
NY株式2日（NY時間16:21）
ダウ平均 34838.16（-97.31 -0.28%）
S&P500 4387.16（-8.10 -0.18%）
ナスダック 14681.07（+8.39 +0.06%）
CME日経平均先物 27545（大証終比：-195 -0.71%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は続落。きょうから８月相場に入ったが、米インフラ投資法案への期待から序盤は買いが先行してはじまった。米上院がきのう、１兆ドル規模のインフラ投資法案を最終決定し本会議に提出。一部議員からは、週内に可決されるとの見通しも示されている。国内のインフラ投資予算としては過去数十年で最大。
パンデミック後からこれまで、数兆ドルの刺激策により米株式市場はムードを高め、過去最高を更新していた。第２四半期の決算も好調で、感染再拡大にもかかわらず、月間ベースでは７月まで６カ月連続で上昇している。最近の利回り低下も株式を支援。市場からは、これまでの第２四半期の決算は見事で成長株と循環株の双方へのアプローチによる分散型配分への推奨も聞かれている。
ダウ平均は寄り付き直後に２５６ドル高まで上昇し、最高値に接近したものの買いの動きが続かなかった。原油安や米国債利回り低下で、次第にリスク回避の雰囲気も強まり、ダウ平均も先週末付近まで伸び悩んだ。
先週末はアマゾン<AMZN>の決算に失望感が強まったが、今週は医薬品、ヘルスケアやアパレルの発表が控えており、市場は注目している。本日は引け後に肥料のモザイク<MOS>の発表が予定。
ダウ採用銘柄ではゴールドマン<GS>やユナイテッド・ヘルス<UNH>、ナイキ<NKE>が上昇したほか、ＩＢＭ<IBM>、シェブロン<CVX>も堅調。一方、ビザ<V>、ダウ・インク<DOW>、マクドナルド<MCD>が下落。
ナスダックの伸び悩む動きが見られるものの、プラス圏での推移。テスラ<TSLA>が上昇したほか、ＡＭＤ<AMD>に買いが強まり最高値更新。先週の決算を受けた上げが続いた。一方、フェイスブック<FB>やモデルナ<MRNA>が下落。
デニム製品のリーバイ・ストラウス（リーバイス）<LEVI>が４日続伸。アナリストが投資判断を「買い」でカバレッジを開始し、目標株価を３８ドルとした。
ＧＥ<GE>の株価が三桁で取引された。今年３月に同社の取締役会は発行済み株式の水準を同等の時価総額の企業と調和させるために８株を１株にする株式併合を発表。株価は上昇して始まったものの戻り売りに押され下げに転じた。
モバイル決済サービスのスクエア<SQ>が上昇。前日１日に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、営業収益とも予想を上回った。同社はまた、オーストラリアのアフターペイを２９０億ドルで買収すると発表。
テレビ会議システムのズーム・ビデオ<ZM>が続落。ユーザーから暗号化セキュリティについて消費者を誤解させ、フェイスブック<FB>とデータを不適切に共有し、「ズーム・ボンビングス」と呼ばれるハッキング攻撃によってプライベート会議の中断を防ぐことができなかったとして、集団訴訟を起こされていた件で、８５００万ドルの和解金を支払うことで合意した。
半導体のオン・セミコンダクター<ON>が商いを伴って大幅高。同社はデータ管理および電力管理向け半導体を提供する。 ４－６月期決算（第２四半期）を発表しており、１株利益、売上高とも予想を上回った。
米個人投資家に人気の株式取引アプリのロビンフッド・マーケッツ<HOOD>が続伸。著名ファンドマネジャーのキャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメントが金曜日に３つのファンドで約６５００万ドル相当を購入したと伝わった。
リーバイ・ストラウス<LEVI> 28.50（+0.98 +3.56%）
ＧＥ<GE> 100.60（-3.00 -2.90%）
スクエア<SQ> 272.38（+25.12 +10.16%）
ズーム・ビデオ<ZM> 378.96（+0.86 +0.23%）
オン・セミコンダクター<ON> 43.64（+4.58 +11.73%）
ロビンウッド<HOOD> 37.68（+2.53 +7.20%）
アルファベット（C）<GOOG> 2719.79（+15.37 +0.57%）
フェイスブック<FB> 351.95（-4.35 -1.22%）
ネットフリックス<NFLX> 515.15（-2.42 -0.47%）
テスラ<TSLA> 709.67（+22.47 +3.27%）
アマゾン<AMZN> 3331.48（+3.89 +0.12%）
エヌビディア<NVDA> 197.50（+2.51 +1.29%）
ＡＭＤ<AMD> 108.63（+2.44 +2.30%）
ツイッター<TWTR> 69.13（-0.62 -0.89%）
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス<UNH> 415.57（+3.35 +0.81%）
メルク<MRK> 76.18（-0.69 -0.90%）
マクドナルド<MCD> 240.10（-2.61 -1.08%）
マイクロソフト<MSFT> 284.82（-0.09 -0.03%）
ホームデポ<HD> 327.22（-0.97 -0.30%）
ボーイング<BA> 225.34（-1.14 -0.50%）
ベライゾン<VZ> 55.76（-0.02 -0.04%）
ビザ<V> 239.78（-6.61 -2.68%）
ハネウェル<HON> 232.42（-1.37 -0.59%）
ナイキ<NKE> 168.75（+1.24 +0.74%）
トラベラーズ<TRV> 148.95（+0.03 +0.02%）
ディズニー<DIS> 175.55（-0.47 -0.27%）
ダウ・インク<DOW> 61.22（-0.94 -1.51%）
セールスフォース<CRM> 240.86（-1.07 -0.44%）
シスコシステムズ<CSCO> 55.45（+0.08 +0.14%）
シェブロン<CVX> 101.63（-0.18 -0.18%）
コカ・コーラ<KO> 56.88（-0.15 -0.26%）
ゴールドマン<GS> 378.19（+3.31 +0.88%）
キャタピラー<CAT> 205.16（-1.59 -0.77%）
ウォルマート<WMT> 142.22（-0.33 -0.23%）
ウォルグリーン<WBA> 46.83（-0.32 -0.68%）
インテル<INTC> 53.68（-0.04 -0.07%）
アメックス<AXP> 169.27（-1.26 -0.74%）
アムジェン<AMGN> 239.79（-1.75 -0.72%）
アップル<AAPL> 145.52（-0.34 -0.23%）
Ｐ＆Ｇ<PG> 141.88（-0.35 -0.25%）
ＪＰモルガン<JPM> 151.17（-0.61 -0.40%）
Ｊ＆Ｊ<JNJ> 172.27（+0.07 +0.04%）
ＩＢＭ<IBM> 141.42（+0.46 +0.33%）
３Ｍ<MMM> 197.52（-0.42 -0.21%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 34838.16（-97.31 -0.28%）
S&P500 4387.16（-8.10 -0.18%）
ナスダック 14681.07（+8.39 +0.06%）
CME日経平均先物 27545（大証終比：-195 -0.71%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は続落。きょうから８月相場に入ったが、米インフラ投資法案への期待から序盤は買いが先行してはじまった。米上院がきのう、１兆ドル規模のインフラ投資法案を最終決定し本会議に提出。一部議員からは、週内に可決されるとの見通しも示されている。国内のインフラ投資予算としては過去数十年で最大。
パンデミック後からこれまで、数兆ドルの刺激策により米株式市場はムードを高め、過去最高を更新していた。第２四半期の決算も好調で、感染再拡大にもかかわらず、月間ベースでは７月まで６カ月連続で上昇している。最近の利回り低下も株式を支援。市場からは、これまでの第２四半期の決算は見事で成長株と循環株の双方へのアプローチによる分散型配分への推奨も聞かれている。
ダウ平均は寄り付き直後に２５６ドル高まで上昇し、最高値に接近したものの買いの動きが続かなかった。原油安や米国債利回り低下で、次第にリスク回避の雰囲気も強まり、ダウ平均も先週末付近まで伸び悩んだ。
先週末はアマゾン<AMZN>の決算に失望感が強まったが、今週は医薬品、ヘルスケアやアパレルの発表が控えており、市場は注目している。本日は引け後に肥料のモザイク<MOS>の発表が予定。
ダウ採用銘柄ではゴールドマン<GS>やユナイテッド・ヘルス<UNH>、ナイキ<NKE>が上昇したほか、ＩＢＭ<IBM>、シェブロン<CVX>も堅調。一方、ビザ<V>、ダウ・インク<DOW>、マクドナルド<MCD>が下落。
ナスダックの伸び悩む動きが見られるものの、プラス圏での推移。テスラ<TSLA>が上昇したほか、ＡＭＤ<AMD>に買いが強まり最高値更新。先週の決算を受けた上げが続いた。一方、フェイスブック<FB>やモデルナ<MRNA>が下落。
デニム製品のリーバイ・ストラウス（リーバイス）<LEVI>が４日続伸。アナリストが投資判断を「買い」でカバレッジを開始し、目標株価を３８ドルとした。
ＧＥ<GE>の株価が三桁で取引された。今年３月に同社の取締役会は発行済み株式の水準を同等の時価総額の企業と調和させるために８株を１株にする株式併合を発表。株価は上昇して始まったものの戻り売りに押され下げに転じた。
モバイル決済サービスのスクエア<SQ>が上昇。前日１日に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、営業収益とも予想を上回った。同社はまた、オーストラリアのアフターペイを２９０億ドルで買収すると発表。
テレビ会議システムのズーム・ビデオ<ZM>が続落。ユーザーから暗号化セキュリティについて消費者を誤解させ、フェイスブック<FB>とデータを不適切に共有し、「ズーム・ボンビングス」と呼ばれるハッキング攻撃によってプライベート会議の中断を防ぐことができなかったとして、集団訴訟を起こされていた件で、８５００万ドルの和解金を支払うことで合意した。
半導体のオン・セミコンダクター<ON>が商いを伴って大幅高。同社はデータ管理および電力管理向け半導体を提供する。 ４－６月期決算（第２四半期）を発表しており、１株利益、売上高とも予想を上回った。
米個人投資家に人気の株式取引アプリのロビンフッド・マーケッツ<HOOD>が続伸。著名ファンドマネジャーのキャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメントが金曜日に３つのファンドで約６５００万ドル相当を購入したと伝わった。
リーバイ・ストラウス<LEVI> 28.50（+0.98 +3.56%）
ＧＥ<GE> 100.60（-3.00 -2.90%）
スクエア<SQ> 272.38（+25.12 +10.16%）
ズーム・ビデオ<ZM> 378.96（+0.86 +0.23%）
オン・セミコンダクター<ON> 43.64（+4.58 +11.73%）
ロビンウッド<HOOD> 37.68（+2.53 +7.20%）
アルファベット（C）<GOOG> 2719.79（+15.37 +0.57%）
フェイスブック<FB> 351.95（-4.35 -1.22%）
ネットフリックス<NFLX> 515.15（-2.42 -0.47%）
テスラ<TSLA> 709.67（+22.47 +3.27%）
アマゾン<AMZN> 3331.48（+3.89 +0.12%）
エヌビディア<NVDA> 197.50（+2.51 +1.29%）
ＡＭＤ<AMD> 108.63（+2.44 +2.30%）
ツイッター<TWTR> 69.13（-0.62 -0.89%）
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス<UNH> 415.57（+3.35 +0.81%）
メルク<MRK> 76.18（-0.69 -0.90%）
マクドナルド<MCD> 240.10（-2.61 -1.08%）
マイクロソフト<MSFT> 284.82（-0.09 -0.03%）
ホームデポ<HD> 327.22（-0.97 -0.30%）
ボーイング<BA> 225.34（-1.14 -0.50%）
ベライゾン<VZ> 55.76（-0.02 -0.04%）
ビザ<V> 239.78（-6.61 -2.68%）
ハネウェル<HON> 232.42（-1.37 -0.59%）
ナイキ<NKE> 168.75（+1.24 +0.74%）
トラベラーズ<TRV> 148.95（+0.03 +0.02%）
ディズニー<DIS> 175.55（-0.47 -0.27%）
ダウ・インク<DOW> 61.22（-0.94 -1.51%）
セールスフォース<CRM> 240.86（-1.07 -0.44%）
シスコシステムズ<CSCO> 55.45（+0.08 +0.14%）
シェブロン<CVX> 101.63（-0.18 -0.18%）
コカ・コーラ<KO> 56.88（-0.15 -0.26%）
ゴールドマン<GS> 378.19（+3.31 +0.88%）
キャタピラー<CAT> 205.16（-1.59 -0.77%）
ウォルマート<WMT> 142.22（-0.33 -0.23%）
ウォルグリーン<WBA> 46.83（-0.32 -0.68%）
インテル<INTC> 53.68（-0.04 -0.07%）
アメックス<AXP> 169.27（-1.26 -0.74%）
アムジェン<AMGN> 239.79（-1.75 -0.72%）
アップル<AAPL> 145.52（-0.34 -0.23%）
Ｐ＆Ｇ<PG> 141.88（-0.35 -0.25%）
ＪＰモルガン<JPM> 151.17（-0.61 -0.40%）
Ｊ＆Ｊ<JNJ> 172.27（+0.07 +0.04%）
ＩＢＭ<IBM> 141.42（+0.46 +0.33%）
３Ｍ<MMM> 197.52（-0.42 -0.21%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
