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【材料】ファストリが1800円超の下落で年初来安値、“複数の中国リスク”で売りかさむ

ファストリ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ファーストリテイリング<9983>が3日ぶり反落、一時1800円を超える下落で下値模索の色を強めている。日経平均寄与度の高い値がさ株で全体リスクオフ相場の象徴ともなっている。日経平均への影響が大きい銘柄では、最近はソフトバンクグループ<9984>の変調ぶりに市場の視線が集中しているが、ファストリも同様に崩れ足となっている。3月初旬には11万円台をつける場面があったが、そこから4カ月以上にわたり一貫して下値を切り下げる展開となり、きょうは7万5000円台を再び割り込み、年初来安値更新となった。先物主導の裁定売りを浴びやすいほか、中国政府による規制強化への懸念や中国景気減速などが一部の日本株にマイナスの影響を及ぼしており、同社株もその範疇に含まれる。また同社株の場合は、「ウイグル自治区を巡る人権問題も絡んでおり、中国リスクに対し一段と敏感なポジションにあることで、目先的には押し目買いも入りにくい」(ネット証券アナリスト)という状況にある。

出所:MINKABU PRESS

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