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【市況】米国株見通し:反落か、過熱感で調整の売り

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14時50分現在)

S&P500先物      4,389.50(-13.50)
ナスダック100先物  15,081.75(-16.25)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は150ドル安。NY原油先物(WTI)は弱含み、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


23日の取引で主要3指数は続伸。ダウはS&P、ナスダックとともに過去最高値を更新し236ドル高の35061ドルで取引を終えた。この日発表されたPMIはサービス部門の伸びが鈍化したものの、製造業は予想外に堅調で買い材料に。また、主力企業の好業績を背景とした買いが強まり、相場をけん引した。長期金利の上昇が抑えられたことからハイテク株にも買いが入ったほか、良好な地合いで景気敏感株への買いが指数を押し上げた。


本日は反落か。地合いは引き続き良好だが、前週末に主要3指数がそろって過去最高値を更新した反動で、調整の売りが見込まれる。また、明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)では現行の緩和的な政策の維持が予想され、それを見極める展開に。連邦準備制度理事会(FRB)による資産買入れの段階的縮小(テーパリング)への思惑から、買いは抑制されそうだ。なお、決算発表のテスラが堅調なら、ハイテク株への買いにつながりやすい。

《TY》

 提供:フィスコ

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