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【市況】米国株見通し:伸び悩みか、デルタ株に根強い警戒

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14時50分現在)

S&P500先物      4,315.38(-0.12)
ナスダック100先物  14,709.25(-13.50)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は5ドル安。NY原油先物(WTI)は軟調地合いで、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


20日の取引で主要3指数は急反発。S&Pとナスダックは1%超上昇したほか、3日ぶりにプラスへ転じたダウは549ドル高の34511ドルで取引を終えた。新型コロナウィルス・デルタ株まん延への過度な懸念は後退し、前日大幅安の反動による買戻しが先行。この日発表された建設許可件数は予想外に低調だったが、住宅着工件数は強含んだ。取引では19日に大きく売り込まれた景気敏感株やハイテク関連株が買い戻され、相場をけん引した。


本日は伸び悩みか。前日の急反発により地合いは良好で、買い継続の見通し。長期金利の持ち直しを受け、金融セクターなどが物色されそうだ。ただ、デルタ株の世界的まん延に警戒感は根強く、経済の正常化を期待した買いは小幅にとどまりそうだ。また、原油価格も引き続き不安定で、エネルギー関連の積極的な買いを抑制しよう。なお、今晩決算発表のジョンソン・エンド・ジョンソンやノバルティスなどの業績が注目され、相場への影響が見込まれる。

《TY》

 提供:フィスコ

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