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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 2万9000円を挟んだこう着


 日経225先物は11時30分時点、前日比70円安の2万8970円(-0.24%)前後で推移。寄り付きは2万9000円とシカゴ先物清算値(2万9010円)に近い水準から始まると、インデックス買いが集中したことで、一時2万9080円まで上昇幅を広げた。ただし、買い一巡後は失速し、一時2万8950円まで下落幅を拡大。ただ、一段と売り込む流れに向かうこともなく、マイナス圏でもみ合い気味の推移に。

 買い先行で始まったものの、朝方に想定されていた通り、こう着感の強い相場展開になっている。新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が足元でリバウンドの兆しを見せていることもあり、直近で西村経済再生担当相は一部メディアで、状況次第では酒類提供の再停止や緊急事態宣言を再度発令する可能性を示唆したと伝わっていることも重しに。とはいえ、手掛けにくさはあるが、大きな方向性は出ておらず、2万9000円を挟んだこう着が続きそうだ。

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