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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、金利高抑制で買い継続

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14時50分現在)

S&P500先物      4,261.38(+5.38)
ナスダック100先物  14,362.75(+8.50)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は120ドル高。NY原油先物(WTI)はプラスを維持し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


24日の取引で主要3指数は上昇。ナスダックは4日続伸となったほかS&Pは反発して最高値を更新、ダウもプラスに転じ322ドル高の34196ドルで取引を終えた。連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め観測は意識されるものの、この日はバイデン政権によるインフラ支出拡大への期待が強まり、関連セクターを中心とした買いが優勢に。一方で、耐久財受注や新規失業保険申請件数など経済指標は予想ほど改善せず、一段の買いを抑制した。


本日は底堅い値動きか。今晩発表のコアPCE価格指数は予想通り前回を上回る強い内容となれば、資産買入れの段階的縮小(テーパリング)や早期利上げへの観測が広がりやすく売り要因となろう。また、当局者による討論会や講演などが予定されており、タカ派的な発言はそうした思惑を強めるだろう。ただ、長期金利の上昇は足元で抑制されており、ハイテク株などへの買いは続く見通し。また、インフラ投資関連は、引き続き相場をけん引しそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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