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【市況】NY株式:NYダウ71ドル安、ハイテク株への移行が再燃

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は71.34ドル安の33874.24ドル、ナスダックは18.46ポイント高の14271.73で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が当面、大規模緩和を維持するとの期待感に寄り付き後、上昇。金利の上昇も限定的となるとの見方を背景に、景気循環株からハイテク株への投資資金の移行が再燃し、ダウは下落に転じた。ハイテク株は終日買われ、ナスダック総合指数は連日終値で史上最高値を更新。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方で、公益事業が下落した。

自動車メーカーのフォード(F)は同社製電気自動車の性能が環境保護庁が提示している目標を上回ったと発表したほか、アナリストによる目標株価引き上げを受けて、上昇。メディケアを供給するクローバーヘルスインテストメンツ(CLOV)は、空売り投資家の買戻しを狙った新たな短期投機の標的となっており、上昇した。スポーツアパレルメーカーのアンダーアーマー(UA)はアナリストによる投資判断引き上げを受けて、上昇。航空会社のサウスウェスト(LUV)は最高経営責任者(CEO)の辞任を発表し、小幅安。製薬会社のファイザー(PFE)やバイオのモデルナ(MRNA)は当局が若者の新型コロナワクチン接種と心炎発症の関連性を調査しているとの報告が警戒されたほか、米国内での新型コロナウイルスデルタ変異株の感染拡大でワクチン効果に懐疑的見解も浮上し、それぞれ下落した。

取引き後に、住宅建設業者のKBホームズ(KBH)は第2四半期決算を発表。収益が予想を下回ったことに失望し、時間外取引で売られた。





Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

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