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【特集】オークファン Research Memo(7):重視する流通高の拡大に向けて、在庫流動化ニーズの掘り起しに取り組む

オークファン <日足> 「株探」多機能チャートより

■オークファン<3674>の主な活動実績

1. 流通高の拡大に向けた取り組み
既述のとおり、社会情勢の変化(EC市場の拡大、在庫問題の深刻化等)や様々な施策等を通じて、第2四半期の「商品流通プラットフォーム事業」(NETSEA・リバリュー)における流通高は過去最高を更新した。特に、2021年3月の月間流通額※1についても9.1億円と過去最高を更新している。また、潜在需要の掘り起しに向けて、積極的な先行投資により営業・開発、プロモーション体制を強化したほか、自治体との初の協業※2や出展企業の獲得※3、後述する「無料在庫診断レポート(AI査定)」の開始などに取り組み、一定の成果を残すことができた。

※1 コロナ特需である感染症対策グッズを含む。
※2 2021年1月に「NETSEA」にて、愛媛県の特設ページ「愛媛百貨」を開設。「愛媛百貨」は、愛媛県産品の認知拡大を目的に立ち上げたブランドであり、今治タオルや砥部焼などの県産品を販売している。コロナ禍の影響で十分に集客ができない地方の中小企業の販路拡大を支援し、それにより廃棄ロス・滞留在庫の削減につなげていくところに狙いがある。本件を成功に導くことで、さらに他の自治体にも広げていく考えである。
※3 直近では、缶詰・フリーズドライの大手メーカーである(株)宝幸や、生活関連用品の企画・開発・販売を行う流通業界大手の(株)ドウシシャなどが出展企業に加わっている。


2. 在庫管理AI「zaicoban」無料在庫診断サービスを開始
2021年4月には在庫管理AIソリューション「zaicoban」にて、無料在庫診断サービスを開始した。当初は大企業向けの有料サービスとして導入を試みたが、受注までのリードタイムが長いことを受け、同社の強みである中小・SMB向けに活用する戦略へ変更。JAN(商品識別コード)と在庫数を入力するだけで、企業の抱える在庫の滞留リスクや、どの商品が売れそうか・売れないかを無料で分析し、その分析結果に基づき、滞留リスクの高い商品は同社の商品流通プラットフォームによる販売支援を行っていくサービスとなっている。すなわち、在庫流動化に向けたワンストップソリューションのつなぎ込みとして実施し、その後の流通高拡大につなげていく戦略である。

3. クロスシーとの連携による中国向け越境ECの強化
2020年10月に海外バイヤー向け販売サイト「NETSEA Cross-border wholesale」をオープンし、本格的な海外展開へのスタートを切ったが、2021年4月には日中間の越境ECに強みを持つ(株)クロスシーとの連携強化を図った。かねてより「NETSEA」の商品は中国での販売を目的に仕入れられることが多くあり、本件によりこれまで以上に中国への販売機会を創出していく方針である。「NETSEA Cross-border wholesale」については、今回のような他社との連携を含め、事業モデルの最適化を進めている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《AS》

 提供:フィスコ

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