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【通貨】外為サマリー:一時1ドル110円ラインを割り込む、対円でのユーロ売りが波及

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 18日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=110円05銭前後と前日の午後5時時点に比べ50銭強のドル安・円高となっている。

 前日のニューヨーク市場で米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を見込んだドル売り・円買いが優勢だった流れを引き継いだ。この日の東京市場では朝方に110円33銭まで持ち直す場面もあったが、仲値(午前9時55分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際に基準となるレート)を過ぎると戻りが一服。正午過ぎには日銀が金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決め、新型コロナウイルス対応の資金繰り支援策の期限を22年3月末まで半年間延長することが明らかとなったが、ドル円相場の反応は薄かった。その後、ユーロが対円で軟化すると、これがドル円相場に波及するかたちとなり、午後2時50分過ぎには一時109円98銭まで軟化した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1904ドル前後と前日の午後5時時点に比べ0.0050ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=131円00銭前後と同1円20銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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