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【市況】概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は4日ぶりに反発、政策期待の強まりが相場を支える流れ

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 128057.20 -0.93%
17日のブラジル株式市場は弱含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比1202.30ポイント安(-0.93%)の128057.20で引けた。

ボべスパ指数の84の構成銘柄では27が上昇、57が下落、変わらずは0。米国の早期利上げ観測が台頭しており、株価指数は圧迫された。ブラスケム(BRKM5)などの下げが目立った。

【ロシア】MICEX指数 3819.07 -0.28%
17日のロシア株式市場は弱含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比10.60ポイント安(-0.28%)の3819.07で引けた。

ロシアと米国の首脳会談に対する評価はまちまち。米国の早期利下観測を意識した取引は縮小しており、株価指数の下げ幅はやや縮小した。日中の取引レンジは、3801.98-3832.61。

【インド】SENSEX指数 52323.33 -0.34%
17日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比178.65ポイント安(-0.34%)の52323.33、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは、同76.15ポイント安(-0.48%)の15691.40で取引を終えた。

SENSEX指数の構成銘柄では、10が上昇、20が下落、変わらずは0で、売りが優勢。インダスインド銀行(IIB)、ドクタ・レディーズ・ラボラトリーズ(DRRD)の下げが目立った。一方、ウルトラ・テック・セメントはしっかりとした値動きを見せた。市場では米国の早期利上げ-観測が台頭したことで調整的な売りが観測された。

【中国本土】上海総合指数 3525.60 +0.21%
17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比7.28ポイント高(+0.21%)の3525.60ポイントと4日ぶりに反発した。

政策期待の強まりが相場を支える流れ。16日公表された今年5月の各種経済統計が下振れし、経済回復ペースの鈍化が警戒される中、「当局は景気対策を継続する」との見方が改めて広がっている。上海総合指数は前日までの続落で約3週ぶりの安値水準を切り下げていただけに、買い戻しも先行した。ただ、全体として上値は重い。欧米との関係悪化懸念が根強いほか、海外マネー流入継続の期待も後退した。米国では緩和策の縮小観測で、米長期金利が上昇。この日の上海外国為替市場では、対米ドルの人民元相場が約3週ぶりの元安水準で推移している。(亜州リサーチ編集部)

《CS》

 提供:フィスコ

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