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【材料】日立は売り買い拮抗、TOPIX型アービトラージの買いも

日立 <日足> 「株探」多機能チャートより
 日立製作所<6501>は売り買い拮抗。足もとはやや売りに押される展開も頑強な値動きを示している。株価は好決算発表を受け4月末にマドを開けて買われた後、機関投資家とみられる実需買いが継続的に観測されるなかで次第高の展開を続け、時価は2001年6月以来20年ぶりの高値圏で売り物を吸収する状況にある。

 AI・IoT時代に対応し、経営の軸足をIT分野に傾注、同社独自のIoTプラットフォーム「ルマーダ」の活用で商機を捉えている。22年3月期は営業利益段階で前期比5割増の7400億円を見込む。これは、過去最高利益を記録した19年3月期に迫る水準だ。「日銀のETF買いのルール変更に伴い、TOPIX構成比率の高いトヨタ自動車<7203>と日立を買い、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>を売るアービトラージの動きが観測される」(国内投資顧問)という指摘も出ている。

出所:MINKABU PRESS

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