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【市況】<マ-ケット日報> 2021年6月17日

 17日の市場は日経平均が続落。終値は前日比272円安の2万9018円だった。米国の金融緩和の縮小と米株安を嫌気して幅広く売られる展開に。先物売りで指数では日経平均の下げが特に増幅されていた。1ドル=110円台後半の円安や緊急事態宣言解除の報はあまりプラスに働かず、むしろ解除で感染者が増加することへの懸念が指摘されていた。時間外取引の米株先物の下げもあり一時は400円超の下げも。終盤は買い戻しでやや持ち直し2万9000円台はキープした。

 昨日の米国市場はFOMCの結果を受けてダウ平均は3日続落した。FRBが発表した内容は2023年の利上げペースを想定以上に早める可能性に言及したこと。量的緩和の縮小(資産購入の減少)も今後は議論するとの方針で、市場の楽観派にとって厳しめの結果となった。足元のインフレ加速は一時的との見方は大きく変えなかったが、当局が金融政策の変更に向けて一歩踏み出したことは重荷となったようだ。

 さて、東京市場は思わぬ米金融政策のスタンス変更に先物売りが膨らみ日経平均は大きく下げてしまった。せっかくの回復基調に水を差す格好となったが、とりあえず2万9000円の大台はキープできたので、現状では戻り基調継続と見ていいだろう。東証2部指数、ジャスダック平均ともに4連騰と個人の物色意欲は衰えておらず、下げは一時的で収まるとの見方が強い。(ストック・データバンク 編集部)

日経平均