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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 セルソース、Pアンチエイ、エニグモ (14日大引け後 発表分)

セルソース <日足> 「株探」多機能チャートより

 14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 セルソース <4880> [東証M]  ★今期経常を35%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆21年10月期の経常利益(非連結)を従来予想の5.7億円→7.7億円に35.3%上方修正。増益率が38.3%増→87.1%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。想定以上に提携医療機関数が拡大したことで加工受託件数が増加し、売上高が計画を10.7%上回ることが利益を押し上げる。

 E・JHD <2153>   ★前期経常を一転19%増益・最高益に上方修正、配当も5円増額
 ◆21年5月期の連結経常利益を従来予想の31億円→38億円(前の期は32億円)に22.6%上方修正し、一転して18.6%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。豊富な手持ち案件や計画を上回る受注獲得を背景に、生産が順調に推移したほか、新型コロナウイルス感染拡大の影響が極めて限定的だったことが要因。生産効率の向上や高付加価値業務の増加に加え、出張の減少なども上振れにつながった。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の27円→32円(前の期は1→2の株式分割前で50円)に増額修正した。

 山王 <3441> [JQ]  ★今期経常を31%上方修正
 ◆21年7月期の連結経常利益を従来予想の1億6000万円→2億1000万円に31.3%上方修正。増益率が86.0%増→2.4倍に拡大する見通しとなった。5G向けを中心とした通信分野の旺盛な部品需要が継続し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。

 エニグモ <3665>   ★2-4月期(1Q)経常は50%増益で着地
 ◆22年1月期第1四半期(2-4月)の経常利益(非連結)は前年同期比49.8%増の7.1億円に拡大して着地。民間国際物流提携サービス拡充による配送体制の強化やECニーズの高まりなどを背景に、個人輸入代行ソーシャル通販サイト「バイマ」の会員数、商品取扱高がともに増加し、36.3%の大幅増収を達成した。

 Pアンチエイ <4934> [東証M]  ★8-4月期(3Q累計)経常は5.4倍増益・通期計画を超過
 ◆21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の連結経常利益は前年同期非連結比5.4倍の44.1億円に急拡大して着地。通信販売における定期顧客が順調に増加したことに加え、収益性の高い卸売販売が急拡大したことが寄与。主力基礎化粧品ブランド「デュオ」の新商品が好調だったほか、テレビCM効果で育成中の「カナデル」の販売も大きく伸びた。
  通期計画の43.8億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

 レオクラン <7681> [東証2]  ★今期経常を56%上方修正
 ◆21年9月期の連結経常利益を従来予想の3.6億円→5.6億円に56.2%上方修正。増益率が75.4%増→2.7倍に拡大する見通しとなった。メディカルトータルソリューション事業で医療機器の一括販売案件とスポット的な新規案件受注が順調に推移し、翌期以降へ期ずれの懸念があった案件が売上計上できる見通しになったことが要因。コロナ禍での営業活動制限による販管費の減少も上振れにつながった。

 明豊エンタ <8927> [JQ]  ★8-4月期(3Q累計)経常は65%増益・通期計画を超過
 ◆21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の連結経常利益は前年同期比64.7%増の6億8700万円に拡大して着地。賃貸アパート「ミハス」を主力とする不動産分譲事業の採算が大きく改善したことが寄与。
  通期計画の5億円をすでに37.4%も上回っており、業績上振れが期待される。

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