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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2021年6月11日

 

   今週の日経平均終値は2万8948円で、前週末比7円高でした。

 今週の日経平均は出来高減少、値幅も狭くもみ合う週となりました。上値には13週移動平均線(2万9146円)がある一方、下値には26週移動平均線(2万8791円)があって動きの取りにくい状態。米インフレ警戒以外に目立った悪材料が見当たらず下値不安はありませんが、高値圏にあって新規の買い材料にも乏しく、膠着商状となるのもうなずけるところです。ただし、国内のワクチン接種加速や新型コロナの新規感染者数減少などから経済再開を買う素地ができており、米国株さえ安定していれば出遅れ感のある日本株にはいずれ買いが入ってくることが想定できます。中長期的には日経平均は3万円台を目指す可能性が高いでしょう。首相の言うように秋までに接種完了となれば上値はもっと高い可能性もあります。今はそのための足場固めの時期といえそうです。(ストック・データバンク 編集部)

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