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【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:Fーブレインは大幅に反発、J・TECが大幅続伸

テンポスHD <日足> 「株探」多機能チャートより

<2751> テンポスHD 2311 +61
大幅高。21年4月期の決算を発表し、営業利益は前期比42.9%減の9.82億円で着地した。客単価の向上や新規飲食店開業の顧客を当初の想定以上に獲得できたことなどが奏功し、会社計画(9.51億円)を上回った。また、22年4月期の営業利益予想を21.16億円と発表している。新型コロナウイルスの影響で算定が困難であるとして、飲食店経営を行う連結子会社の株式会社あさくまを除いた業績予想を開示した。

<7774> J・TEC 803 +94
大幅続伸。自家培養口腔粘膜上皮「オキュラル」の製造販売承認を取得したと午前11時に発表している。オキュラルは角膜上皮幹細胞疲弊症の治療を目的とした製品で、同疾患に対する口腔粘膜上皮細胞を用いた再生医療等製品としては世界初という。患者自身の口腔粘膜組織を採取して作成する細胞シートで、患者の眼表面に移植して欠損した角膜上皮を修復する。

<3356> テリロジー 558 +24
大幅続伸。グループ会社で訪日インバウンドプロモーションを手掛けるイグルー(東京都千代田区)が、IDソリューション事業を展開する米ADARAと販売代理店契約を締結したと発表している。ADARAが保有する全世界17億以上のデジタルIDから構成されるオーディエンスデータを活用した広告配信サービスのほか、デスティネーションマーケティングに特化した効果測定ツールを販売するもよう。これらを材料視した買いが向かっているようだ。

<7361> HCH 3005 +45
大幅に続伸。連結子会社のアセットコンサルティングフォース(東京都千代田区)が対面せずに営業・接客・契約締結できるデジタルリモート接客・営業システムを開発し、第一生命保険の試行店での利用を開始したと発表している。コロナ下でも安心して顧客との会話が可能で、タブレットを利用してリモートで対話しながら必要となる情報をセキュアに入力や閲覧、共有できるとしている。

<2673> 夢みつけ隊 187 +12
大幅に反発。東証が11日から信用取引規制を解除し、買い材料視されている。夢みつけ隊は前営業日まで信用取引による新規の売付及び買付に係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする規制措置を受けていた。日証金も増担保金徴収措置を解除した。規制解除で売買が活性化するとの見方が広がっているほか、巣ごもり需要などを背景に主力の通販小売事業の成長に対する期待も買いにつながっているようだ。

<3927> Fーブレイン 887 +78
大幅に反発。5月の売上高が前年同月比66.4%増の1.13億円だったと発表している。4月(56.5%増)から伸び率が加速した。4、5月の累計では前年同期比61.2%増の2.32億円。売上高の順調な拡大が投資家から好感されていることに加え、同社株は4日に直近安値(736円)を付けてから上昇基調で推移しており、底打ち感が出ていることも買いを促しているようだ。
《ST》

 提供:フィスコ

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