【特集】決算マイナス・インパクト銘柄・引け後 … アイル、学情、ＡＣＣＥＳＳ　(6月7日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の6月4日から7日の決算発表を経て8日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.2　アイル <3854>
　21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の連結経常利益は前年同期比15.6％減の13.6億円に減ったが、通期計画の16.2億円に対する進捗率は84.0％に達し、5年平均の72.3％も上回った。

▲No.5　学情 <2301>
　21年10月期第2四半期累計(20年11月-21年4月)の経常利益(非連結)は前年同期比18.6％減の2.6億円に減り、従来の26.8％増益予想から一転して減益で着地。

▲No.7　萩原工業 <7856>
　21年10月期第2四半期累計(20年11月-21年4月)の連結経常利益は前年同期比19.6％減の13.3億円に減り、通期計画の27.4億円に対する進捗率は48.6％にとどまり、5年平均の52.7％も下回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<4824> メディアＳ 　　東Ｍ　　 -5.14 　　6/ 7　　　3Q　　　107.34
<3854> アイル 　　　　東１　　 -4.74 　　6/ 7　　　3Q　　　-15.63
<6656> インスペック 　東２　　 -4.24 　　6/ 7　本決算　　　　黒転
<7605> フジコーポ 　　東１　　 -1.27 　　6/ 7　　上期　　　 35.10
<2301> 学情 　　　　　東１　　 -1.13 　　6/ 7　　上期　　　-18.60

<4813> ＡＣＣＥＳＳ 　東１　　 -0.90 　　6/ 7　　　1Q　　　　赤縮
<7856> 萩原工業 　　　東１　　 -0.07 　　6/ 7　　上期　　　-19.63

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした8日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース