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【材料】<注目銘柄>=三井化学、強気の長期計画を評価へ

三井化学 <日足> 「株探」多機能チャートより
 三井化学<4183>は5月下旬に形成した3400円どころをターニングポイントに切り返し、6月に入ってから大勢2段上げの様相をみせている。目先5日移動平均線とのカイ離調整を経て再浮上する公算は大きく、目先の押し目は買い下がってみたい。

 総合化学メーカーで、フェノールでは業界トップシェアを誇る。電子材料では半導体用フィルムなどに展開し、半導体市場拡大の恩恵を享受している。2030年度までの長期経営計画を開示しているが、最終年度となる30年度にコア営業利益2500億円と前期実績比で約3倍となる数字を目標に掲げる。時価総額8000億円前後の大型株にして高成長トレンド確保に貪欲な経営姿勢は評価される。

 時価は18年1月につけた3885円の戻り高値を上回り約14年ぶりの4000円大台乗せを果たした。実質青空圏に入ってきたことで株式需給面でも上値が軽くなり、意外高の可能性を内包する。(桂)

出所:MINKABU PRESS

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