市場ニュース

戻る

【市況】月初は上昇する傾向から押し目買い意欲は強そう/オープニングコメント

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 1日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が見込まれる。5月31日の米国市場はメモリアルデーの祝日で休場だったこともあり、本日も海外勢のフローは限られるため、方向感が掴みづらいだろう。ただし、昨日の下落に対してはこれまでリバランスと見られる動きから月末は下落していたこともあり、想定内といったところであろう。日経平均は一気に29000円を回復し、75日線水準まで上昇してきたこともあり、目先的な達成感も意識されやすい水準だった。その為、改めて押し目を拾う動き等も意識されやすいだろう。

 日経平均は75日線に上値を抑えられる一方で、上昇する5日線を支持線としたリバウンド基調は継続。日経225先物はナイトセッションで弱い値動きとなり、清算値は大阪比40円安の28930円だった。ただし、5日線を支持線とした底堅さが見られており、引き続き支持線として意識されやすいだろう。また、昨日の下落については結果的に、月末は下落といったアノマリーが続いた形であり、センチメントを悪化させることはなさそうである。一方で、月初は上昇する傾向を見せていることもあり、押し目買い意欲は強そうだ。

 また、新型コロナ影響から緊急事態宣言が延長されたが、大規模接種会場でのワクチン接種は加速してきている。また、経産省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、先端半導体製造技術の開発助成事業で、TSMCを実施者に選定したと伝えられている。半導体関連への手掛かり材料になる可能性もあるため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均の下支えとなることも考えられよう。

 物色の流れとしてはハイテク株の底堅さが見込まれるものの、海外勢のフローは限られることから、個人主体の中小型株などが物色の中心になりやすい面はありそうだ。昨日のマザーズ指数は小幅に上昇しており、5日、25日線水準で煮詰まり感が台頭。5日、25日線との短期ゴールデンクロスが意識されてきていることもあり、現在のリバウンド基調を強めてくる可能性が高まりそうだ。
《AK》

 提供:フィスコ

日経平均