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【材料】<動意株・18日>(前引け)=ティラド、ジーエヌアイ、ITbook

 ティラド<7236>=一気に年初来高値更新。同社は17日取引終了後に、22年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを前期比4.1倍の52億円としていることや、年間配当計画は90円と2期ぶりに復配する方針を示していることが好感されているようだ。売上高は同19.3%増の1349億円を予想。コロナ禍からの世界経済の回復を反映して米国やアジアなどの売り上げが増加するとみているほか、米子会社の減損損失の反動で収益も大幅に改善する見込みだとしている。なお、21年3月期通期の連結決算は、売上高が前の期比13.4%減の1130億4600万円(従来予想は1131億円)、営業利益が同55.5%減の12億6400万円(従来予想は12億円)で着地した。

 ジーエヌアイグループ<2160>=急反騰。17日の取引終了後、21年12月期第1四半期(1~3月)の決算を発表し、売上収益38億7200万円(前年同期比82.2%増)、営業利益7億7300万円(同85.7%増)と、大幅な増収増益で着地したことが好感されているようだ。主力製品である特発性肺線維症治療薬「アイスーリュイ」の中国での売り上げが引き続き好調だったことや、米国における医療機器事業セグメントの事業環境が改善しつつあることが業績を牽引した。なお、通期見通しは売上収益118億300万円(前期比20.8%増)、営業利益12億2000万円(同34.7%減)を据え置いた。

 ITbookホールディングス<1447>=ストップ高。17日の取引終了後に発表した22年3月期の連結業績予想で、売上高276億4900万円(前期比21.1%増)、営業利益4億3400万円(同2.8倍)、最終利益1億5600万円(同黒字転換)と大幅増益を見込むことが好感されている。コンサルティング事業やシステム開発事業で、中央官庁や地方自治体・民間企業へのDX推進サポートを積極的に図るほか、アパレル事業やECモール事業など新規事業の早期収益化を目指すとしている。なお、21年3月期決算は、売上高228億3000万円(前の期比7.6%増)、営業利益1億5200万円(同2.2%減)、最終損益3億5800万円の赤字(前の期8300万円の黒字)だった。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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