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【材料】マクロミル急反発、21年6月期業績及び配当予想を上方修正し自社株買いも発表

マクロミル <日足> 「株探」多機能チャートより
 マクロミル<3978>が急反発している。13日の取引終了後、21年6月期の連結業績予想について、売上高を400億円から425億円(前期比3.0%増)へ、営業利益を34億円から47億円(同11.8倍)へ、最終利益を16億円から23億円(同21億3100万円の赤字)へ上方修正し、あわせて11円を予定していた期末一括配当を13円(前の期11円)にすると発表したことが好感されている。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、対面で実施するオフライン・リサーチ案件の中止などによる影響は継続しているものの、オンライン・リサーチやデジタル領域における顧客企業からのリサーチ需要が想定よりも早いペースで回復していることが寄与するとしている。

 なお、第3四半期累計(20年7月~21年3月)は、売上高331億500万円(前年同期比1.3%減)、営業利益51億4700万円(同14.9%減)、純利益33億3700万円(同15.2%減)だった。

 同時に、上限を100万株(発行済み株数の2.48%)、または8億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は5月14日から8月31日までで、資本効率の向上や経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行し、株主への利益還元を図ることが目的という。

出所:MINKABU PRESS

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