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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 日経225先物は26週移動平均線水準での攻防


 日経225先物は11時30分時点、前日240円安の2万8450円(-0.83%)前後で推移。寄り付きは2万8600円と、シカゴ先物清算値(2万8615円)にサヤ寄せする形から始まった。自律反発狙いの動きが強まり、現物の寄り付き直後には2万8840円まで上昇幅を広げる場面も見られた。しかし、買いの勢いは続かず、買い一巡後は急速に軟化しており、前場半ばには一時2万8320円まで下落。引けにかけては下落幅を縮小し、2万8400円を挟んだ狭いレンジ推移を見せている。

 米国市場は続落ながらもハイテク株の一角が買い戻され、主要指数は引けにかけて下落幅を縮小していたこともあり、東京市場においても自律反発狙いの買いが先行したようだ。これにより、NT倍率は先物中心限月で一時15.11倍に上昇。ただし、指数インパクトの大きいソフトバンクグループ <9984> 、東京エレクトロン <8035> の弱い値動きが日経平均株価の重荷となるなか、NT倍率の方向性はつかみづらいだろう。

 なお、日経225先物は26週移動平均線(2万8275円辺り)が支持線として意識されている。26週線を支持線とした底堅さを見極めたい。

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