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【材料】清水建はマイナスに転じる、22年3月期は24%営業減益で減配を見込む

清水建 <日足> 「株探」多機能チャートより
 清水建設<1803>が後場マイナスに転じている。午後1時ごろに発表した22年3月期業績予想で、売上高1兆5500億円(前期比6.4%増)、営業利益765億円(同23.6%減)、純利益580億円(同24.8%減)と減益を見込み、年間配当は前期比7円減の23円を予定していることが嫌気されている。

 公共投資は堅調な推移が見込まれるほか、民間建設投資では企業収益の改善を受けた設備投資の持ち直しが期待されるものの、完成工事利益の低下や販管費の増加などが利益を圧迫する。なお、21年3月期連結決算は、売上高1兆4564億円(前の期比14.2%減)、営業利益1001億5100万円(同25.2%減)、純利益771億7600万円(同22.0%減)と減収減益だった。

 同時に、上限を2800万株(発行済み株数の3.66%)、または200億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は5月11日から12月31日までで、資本効率の向上による更なる企業価値向上を図ることが目的としている。

出所:MINKABU PRESS

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