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【通貨】英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、金融緩和策の段階的縮小の思惑残る


■堅調推移、英国経済正常化への期待高まる

先週・今週のポンド・円は堅調推移。6月中旬頃までに都市封鎖措置(ロックダウン)の解除が見込まれており、英国経済正常化への期待が高まったことから4月29日に152円41銭までポンド高・円安に振れた。5月初旬に150円台後半まで反落したが、ユーロ高・円安の相場展開を意識して152円台前半まで反発する場面があった。なお、英中央銀行金融政策委員会(MPC)は5月6日、現行の金融緩和策を維持することを決定した。取引レンジ:149円54銭-152円41銭。

■底堅い値動きか、金融緩和策の段階的縮小の思惑残る

来週のポンド・円は底堅い値動きか。英中央銀行金融政策委員会(MPC)は現行の緩和政策を維持したが、資産買入れ規模の段階的縮小への思惑は根強く、リスク選好的なポンド買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。来週発表される英経済指標が市場予想を上回った場合、ポンド買い・円売りが強まる可能性も。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・12日:1-3月期国内総生産(10-12月期:前年比-7.3%)

予想レンジ:150円50銭-153円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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