【材料】ナカニシが21年12月期業績及び配当予想を上方修正
ナカニシ <日足> 「株探」多機能チャートより
20年後半にロックダウンや移動制限・外出自粛が順次解除された後に、歯科関連製品事業の需要先である歯科医院が世界の多くの地域で営業を再開・継続しており、再開後に不足分を補う一時的な需要が発生したことが要因。また、国内市場で20年度予算による政府の感染防止対策給付金が歯科医院に交付され、歯科用ハンドピースや各種製品を補充する一時的な需要が発生したことも寄与する。
業績予想の修正に伴い、中間・期末各15円を予定していた配当予想を中間・期末各17円にすると発表した。年間配当は34円(従来予想30円)となり、前期実績に対しては4円の増配になる予定だ。
同時に、第1四半期(1~3月)決算を発表しており、売上高113億3700万円(前年同期比55.4%増)、営業利益36億7500万円(同3.3倍)、純利益30億7400万円(同7.0倍)だった。
出所:MINKABU PRESS