市場ニュース

戻る
 

【材料】任天堂が続落、「ニンテンドースイッチ」減速で22年3月期は営業利益22%減予想

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
 任天堂<7974>が続落している。6日の取引終了後に発表した22年3月期の連結業績予想で、売上高1兆6000億円(前期比9.0%減)、営業利益5000億円(同22.0%減)、純利益3400億円(同29.2%減)と減収減益を見込み、年間配当は前期比790円減の1430円を予定していることが嫌気されている。

 「ニンテンドースイッチ」のハードウェアの販売台数を前期比11.5%減の2550万台と見込むほか、ソフトウェアの販売本数も同17.7%減の1億9000万本と減少する見通しで、発売から5年目を迎える「ニンテンドースイッチ」の減速が響く。なお、想定為替レートは1ドル=105円(前期110円70銭)、1ユーロ=120円(同129円82銭)としている。

 同時に発表した21年3月期決算は、売上高1兆7589億円(前の期比34.4%増)、営業利益6406億3400万円(同81.8%増)、純利益4803億7600万円(同85.7%増)と過去最高営業利益を更新した。昨年3月に発売した「あつまれ どうぶつの森」が全世界で販売本数2085万本に上るなどヒット作が生まれ、「ニンテンドースイッチ」のハードウェア販売台数が前の期比37.1%増の2883万台となったことが牽引した。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均