市場ニュース

戻る
 

【通貨】今日の為替市場ポイント:緊急事態宣言の期限延長でドル買い縮小の可能性低い

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

6日のドル・円は、東京市場では109円17銭から109円43銭まで上昇。欧米市場では、109円40銭から109円00銭まで反落し、109円08銭で取引終了。本日7日のドル・円は主に109円台前半で推移か。緊急事態宣言の期限延長や欧米株高を意識してリスク選好的なドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

報道によると、菅首相は6日、4都府県に出している新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言について、期限を11日から5月末まで延長する方針を固めた。宣言の対象に愛知県と福岡県も追加される。特別措置の詳細については7日に決定される見込みだが、大型商業施設への休業要請が解除されるなど、制限措置が部分的に緩和されても、日本経済を圧迫する可能性は高いことから、国内株式市場の反応が改めて注目されそうだ。為替については、「今年前半における日本経済の停滞を懸念した円売りが増える可能性がある」との見方が増えており、米ドル、ユーロ、豪ドルなどに対する円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

《FA》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均