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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 前引け間際には一時2万9440円まで上昇幅を拡大


 日経225先物は11時30分時点、前日530円高の2万9410円(+1.83%)前後で推移。寄り付きは2万9040円と、シカゴ先物清算値(2万9075円)にサヤ寄せする形から2万9000円を回復して始まった。その直後につけた2万8970円を安値に強い基調となり、前引けにかけてはこれといった調整を見せずに、一時2万9440円まで上昇幅を拡大させている。 

 米国同様にバリューシフトの流れとなり、注目された東京エレクトロン <8035> の決算反応は売り優勢からのスタートであった。この影響もあり、NT倍率は先物中心限月で一時15.08倍に低下する場面も見られた。しかし、断続的なインデックス買いが日経平均株価を押し上げるなか、東京エレクトロンが上昇に転じるなど、指数インパクトの大きい値がさ株の強い値動きによってNT倍率は15.21倍と保ち合いレンジの上限レベルに切り返している。

 なお、日経225先物は直近で攻防が続いていた75日移動平均線を上放れ、25日線水準まで上昇。強弱感が対立しやすい水準でもあるため、後場は2万9400円近辺での底固めを意識させそうである。

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