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【材料】東エレクは続落、21年3月期最終3割増益に続き今期も高成長路線継続ながら逆風強い

東エレク <日足> 「株探」多機能チャートより
 東京エレクトロン<8035>は大幅続落で下げ幅は一時1400円を超える場面があった。4月5日に上場来高値5万1300円をつけてからは上値が重く、4万8000~5万円のボックス圏で方向感の定まらないなかもみ合いを続けてきたが、足もとここを下放れる動きをみせている。同社は5連休前の4月30日に21年3月期決算を発表、半導体メーカーの設備投資増強の動きを背景にエッチング装置などの半導体製造装置が好調で、最終利益は前の期比31%増の2429億4100万円と大幅な伸びを達成した。好業績を背景に年間配当も従来計画に41円増額の781円(前の期実績588円)としている。また、22年3月期についても最終利益が3300億円予想と高成長路線を継続する見通しで、年間配当は前期実績から更に280円上乗せした1061円を計画している。しかし、目先出尽くし売りを浴びる形となった。半導体関連は米国株市場をみてもここ逆風が強い。前日の米国株市場ではNYダウが最高値更新もハイテク株比率か高いナスダック総合指数が4日続落と変調で、この流れも同社株の売りを助長している。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2021年05月06日 09時16分

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