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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、有力企業の決算にらみ

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14時50分現在)

S&P500先物      4,200.38(+24.13)
ナスダック100先物  14,015.25(+123.00)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は100ドル高。NY原油先物(WTI)は持ち直し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


28日の取引で主要3指数は弱含み。S&Pとナスダックは続落、反落のダウは164ドル安の33820ドルで取引を終えた。バイデン大統領の議会演説で示される大型インフラ投資やその財源となる増税の方針を見極めようと、積極的な買いは手控えられた。そうしたなか業績悪化の銘柄が売られ、投資家心理を圧迫。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)は景気認識を上方修正しながらも、緩和的政策の維持を打ち出したことで買戻しが強まる場面もあった。


本日は底堅い値動きか。今晩発表の新規失業保険申請件数や1-3月期国内総生産(GDP)が想定通り堅調なら買い先行となろう。また、パウエルFRB議長による資産買取りの段階的縮小(テーパリング)の否定的な見解は、買い安心感につながる。バイデン政権による富裕層向け増税への過度な懸念も弱まり、買いを後押ししよう。一方、ピークを迎えた決算発表でツイッターやアマゾン、マクドナルドなど有力企業の業績内容により、方向感が出にくくなる可能性もあろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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