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【経済】長期金利の低下を受けて金は反発 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『長期金利の低下を受けて金は反発』と述べています。

米国の順調な景気回復を背景に米経済指標は好調で、NYダウは3万4000ドル台と史上最高値に更新しました。『投資資金がリスク資産に流入する中、安全資産である米国債からは資金が流出した。米国債が売られ米金利が上昇し、ドルが買われた。ドルの上昇を受けてドル建て金には割高感が強まり、株価の上昇を受けて安全資産である金は売られた』と解説しています。

次に、『米長期金利は3月末に一時1.8%に迫ったが、4月に入り低下傾向にあり、直近では1.6%を下回って1.5%後半で推移している』と伝えています。

また、『13日発表の3月消費者物価指数(CPI)総合は前月比プラス0.6%と、2012年8月以来の高い上昇率となった。15日発表の4月フィラデルフィア連銀製造業指数は、1973年4月以来の高水準となった。4月ニューヨーク連銀製造業指数、3月米小売売上高等はいずれも良好で、好調な景気回復を示した。4月発表の米地区連銀経済報告(ベージュブック)も、経済活動は「加速」しているとされた』と言及しています。

続けて、『インフレへの懸念と良好な景気回復を背景に、通常なら米国債売りが強まってもおかしくないが、本邦機関投資家が米国債を大量に購入したことで、利回りが低下した。米金利の低下を受けてNY金相場も反発し、1800ドルに迫る上昇を見せた』と分析しています。

一方で、『金現物投資は低迷しており、本格的な上昇相場に発展するには、まだ時間がかかりそうだ。CFTC建玉を見てもファンドの買い越しは18万枚にとどまり、盛り上がりにかけている』と考察しています。

こうしたことから陳さんは、NY金について『1750~1850ドルのレンジに水準を切り上げた』と予想しています。


参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月22日付「長期金利の低下を受けて金は反発」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜

《FA》

 提供:フィスコ

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