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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 レッグス、東光高岳、JVCケンウ (21日大引け後 発表分)

レッグス <日足> 「株探」多機能チャートより

 21日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 レッグス <4286>   ★今期経常を最高益に上方修正、配当も増額
 ◆21年12月期の連結経常利益を従来予想の13億円(予想レンジ中値)→17億円(同)に30.8%上方修正し、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。流通顧客向けの物販やプレミアムグッズ案件が好調に推移していることが上振れの要因。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の24~28円→32~36円(前期は36円)に増額修正した。

 ホクリヨウ <1384>   ★前期最終を一転黒字に上方修正
 ◆21年3月期の連結最終損益を従来予想の3100万円の赤字→8400万円の黒字(前の期は2億2300万円の黒字)に上方修正。冬に国内で鳥インフルエンザが大量に発生し、感染農場で全群淘汰を行ったことに伴い、2月以降鶏卵相場が急騰したことが上振れの要因となった。

 アルファCo <3434>   ★前期最終を一転黒字へ上方修正、配当も5円増額
 ◆21年3月期の連結最終損益を従来予想の8億円の赤字→1億円の黒字(前の期は12.1億円の赤字)に上方修正。各事業における生産と販売の回復が想定以上に進んだことに加え、為替の円安進行も追い風となった。
  業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の20円→25円(前の期は40円)に増額修正した。

 日カン <5905> [東証2]  ★前期最終を3.2倍上方修正
 ◆21年3月期の連結最終利益を従来予想の9300万円→2億9600万円に3.2倍上方修正。増益率が47.6%増→4.7倍に拡大する見通しとなった。人件費削減や18リットル缶の販売数量減少に伴う運賃の減少、業務効率化による経費抑制などが上振れの要因。投資有価証券売却益が発生したことも最終利益を押し上げた。

 東光高岳 <6617>   ★前期経常を42%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の24億円→34億円に41.7%上方修正。増益率が6.5%増→50.9%増に拡大する見通しとなった。電力機器事業における機種構成の良化や原価低減の進展が寄与し、採算が大きく改善した。

 JVCケンウ <6632>   ★前期最終を一転黒字・2倍増益に上方修正
 ◆21年3月期の連結最終損益を従来予想の14億円の赤字→20億円の黒字(前の期は9.5億円の黒字)に上方修正し、一転して2.1倍増益見通しとなった。新型コロナウイルスの感染再拡大で半導体を中心とした部品の納入遅延などの影響を受けたものの、堅調な販売が継続したことに加え、緊急対策プロジェクトの効果発現などで採算が大きく改善したことが寄与。

 大井電気 <6822> [JQ]  ★前期経常を56%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の2.5億円→3.9億円に56.0%上方修正。減益率が59.7%減→37.1%減に縮小する見通しとなった。ネットワーク工事保守部門で繁忙期の下期に利益率の高い案件が増加したことが寄与。人件費や間接経費の削減を進めたことも上振れに貢献した。

 東亜DKK <6848>   ★前期経常を22%上方修正、配当も1円増額
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の15.6億円→19億円に22.2%上方修正。減益率が18.7%減→0.6%減に縮小する見通しとなった。下期に入り国内の経済活動が緩やかに上向き、設備投資などの回復ペースが想定を上回ったことが寄与。旅費交通費の支出抑制に加え、経費削減を進めたことも利益を押し上げた。
  併せて、期末一括配当を従来計画の16円→17円(前の期は17円)に増額修正した。

 前田工繊 <7821>   ★上期経常を一転5%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆21年9月期上期(20年10月-21年3月)の連結経常利益を従来予想の22.4億円→31.4億円に40.4%上方修正。従来の25.0%減益予想から一転して5.3%増益を見込み、5期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。公共工事向け製品で自社製造比率が増加し採算が上向いたほか、子会社BBSジャパンでは国内自動車メーカー向けOEM供給やアフター市場向け製品が好調だった。また、販管費を削減したことも上振れに貢献した。

 三信電気 <8150>   ★前期経常を一転1%増益に上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の16.5億円→18.8億円(前の期は18.5億円)に13.9%上方修正し、一転して1.2%増益見通しとなった。前期業績の上方修正は2月に続き、2回目。デバイス事業、ソリューション事業ともに業績が想定以上に伸びたことが寄与。販管費が計画を下回ったことも上振れにつながった。

 アルプス物流 <9055>   ★前期経常を一転27%増益に上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の37億円→49.2億円(前の期は38.8億円)に33.0%上方修正し、一転して26.6%増益見通しとなった。前期業績の上方修正は昨年12月に続き、2回目。電子部品業界の市況回復や新規案件の受注獲得により、電子部品物流事業の貨物取扱量が増加したほか、外出自粛や在宅勤務の継続を背景に、宅配ビジネスが想定以上に好調だったことが寄与。円安進行で為替差益が発生したことも利益を押し上げた。

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