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【材料】トヨタはマドを開けて25日線下放れ、円高と日中関係悪化を警戒

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
 トヨタ自動車<7203>は4日続落。200円近い下げで25日移動平均線をマドを開けて下放れる形となった。世界的にリスクオフの流れとなるなか、前日の欧米株市場も総じて下落基調を強めており、主力輸出株には風向きが悪くなっている。そのなか、外国為替市場ではドル売りの動きが強まり、足もと1ドル=107円90銭近辺のもみ合いと108円台を割り込んで推移していることで、輸出採算改善期待の後退が為替感応度の高い同社株にはネガティブに働いている。また、日米首脳会談では52年ぶりに「台湾」に言及した共同声明を出したことから日中関係の悪化が懸念されており、収益の主柱を担う中国での自動車販売に影響が及ぶことを警戒する売り圧力も重荷となっている。

出所:MINKABU PRESS

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