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【注目】★本日の【イチオシ決算】 新光電工、住友ベ、アイモバイル (4月20日)

新光電工 <日足> 「株探」多機能チャートより

1)本日(4月20日)引け後に発表された決算・業績修正

 ●イチオシ決算

【新光電工 <6967> 】 ★前期経常を33%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の200億円→265億円に32.5%上方修正。増益率が4.2倍→5.5倍に拡大する見通しとなった。前期業績の上方修正は1月に続き、3回目。パソコン向けを中心にフリップチップタイプパッケージの販売が想定より伸びたことが寄与。自動車市場の回復でリードフレームの受注が大きく増加し、セラミック静電チャックは半導体製造装置市場における旺盛な需要を背景に好調を維持した。また、円安による採算改善や為替差益の計上も利益を押し上げた。

 ●サプライズな決算発表・業績修正

 ヒップ <2136> [JQ]  ★前期経常を22%上方修正、配当も6円増額
 ◆21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の4.3億円→5.3億円に21.7%上方修正。減益率が21.7%減→4.7%減に縮小する見通しとなった。経済活動の再開を背景に一部地域で稼働時間の改善が想定以上に進んだことに加え、技術料金の上昇や販管費の抑制なども上振れに貢献した。
  併せて、期末一括配当を従来計画の24円→30円(前の期は24円)に増額修正した。

 住友ベ <4203>   ★前期最終を18%上方修正、配当も15円増額
 ◆21年3月期の連結最終利益を従来予想の110億円→130億円に18.2%上方修正。増益率が22.4%増→44.7%増に拡大する見通しとなった。前期業績の上方修正は2月に続き、2回目。自動車関連など向けに半導体関連材料や高機能プラスチックの販売が想定より伸びたことが寄与。コスト削減の進展に加え、子会社の減損損失にかかる繰延税金資産を計上したことも最終利益を押し上げた。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の60円→75円(前の期は75円)に増額修正した。

 ヤマシナ <5955> [東証2]  ★前期経常を一転34%増益に上方修正・3期ぶり最高益更新へ
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の4億円→5.4億円(前の期は4億円)に35.0%上方修正し、一転して34.3%増益を見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。前期業績の上方修正は1月に続き、2回目。経済活動の再開に伴い、金属製品の販売が想定以上に好調だったことが上振れの要因。

 イワブチ <5983> [JQ]  ★前期経常を一転32%増益に上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の5億円→7.6億円(前の期は5.8億円)に52.1%上方修正し、一転して32.0%増益見通しとなった。年金資産の運用環境が改善したことに伴い、退職給付費用が減少したことが上振れの要因。

 TPR <6463>   ★前期経常を19%上方修正、配当も2円増額
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の118億円→140億円に18.6%上方修正。減益率が28.0%減→14.6%減に縮小する見通しとなった。前期業績の上方修正は2月に続き、3回目。国内の売上高が計画を上回ったことに加え、原価低減や経費抑制、為替の円安進行などもプラスに働いた。
  業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の42円→44円(前の期は60円)に増額修正した。

 アイモバイル <6535>   ★今期経常を16%上方修正、配当も5円増額
 ◆21年7月期の連結経常利益を従来予想の25億円→29億円に16.1%上方修正。増益率が11.3%増→29.2%増に拡大する見通しとなった。ふるさと納税事業「ふるなび」での積極的な販促施策が奏功したことに加え、アプリ運営事業とメディアソリューション事業が引き続き好調に推移したことが上振れの要因。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→30円(前期は無配)に増額修正した。

 ファルテック <7215>   ★前期経常を一転33%増益に上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の20億円→28億円(前の期は21億円)に40.0%上方修正し、一転して33.3%増益見通しとなった。前期業績の上方修正は2月に続き、2回目。顧客企業の自動車生産と販売が堅調に推移するなか、好採算品の売上高構成比率が上昇したことに加え、原価低減が進んだことで採算が大きく改善した。

 ブティックス <9272> [東証M]  ★前期経常を27%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の2.3億円→2.9億円に26.5%上方修正。増益率が22.3%増→54.8%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。M&A仲介事業で期中に成約が不確実だった複数案件が3月末にかけて成約したことが上振れの背景。

 愛光電気 <9909> [JQ]  ★前期経常を2.9倍上方修正、配当も5円増額
 ◆21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の7800万円→2億2400万円に2.9倍上方修正。減益率が75.9%減→30.7%減に縮小する見通しとなった。第4四半期の収益が想定を上回ったことに加え、人件費の減少も利益上振れにつながった。
  併せて、期末一括配当を従来計画の35円→40円(前の期は60円)に増額修正した。

2)4月21日の決算発表銘柄(予定)
 ■取引時間中の発表
  ◆本決算:
   <8595> ジャフコG
  合計1社

 ※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。

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