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【材料】<動意株・20日>(前引け)=ネクスウェア、インスペック、イメージワン

ネクスウェア <日足> 「株探」多機能チャートより
 ネクストウェア<4814>=ストップ高。同社はシステム構築やITソリューションを手掛け、顔認証システム分野に注力している。19日取引終了後、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(東京都港区)が、一般財団法人機械システム振興協会(東京都港区)から受託した、非金融分野におけるブロックチェーン技術の戦略策定事業に、プロジェクトリーダーとして参画することになったことを発表、これを手掛かり材料に投資資金が集中する格好となった。株価が低位に位置し流動性にも富むことから、幅広く個人投資家など短期筋の追随買いを誘っている。

 インスペック<6656>=お幅高で3連騰している。19日の取引終了後、海外企業からロールtoロール型検査装置の大型受注を獲得したと発表しており、これが好感されている。ロールtoロール型検査装置は同社が戦略的に受注獲得に取り組んでいる製品で、今回は海外企業から複数台を受注した。また、国内企業からも高性能フラットベッド型検査装置を受注しており、受注金額は合計で4億8000万円に上る。22年4月期の納入を予定しており、21年4月期業績への影響はないとしている。

 イメージ ワン<2667>=連日の急騰。前日に300円高はストップ高となる1487円で大引け買い物を残したが、きょうもその勢いが続いている。株価は前日まで5連騰でこの間に2倍以上となった。放射能除染や土壌・水浄化に関する技術開発を行う創イノベーション(東京都千代田区)との連携で、「ALPS処理水に含まれるトリチウムの分離技術」の共同実証試験を進めているが、東京電力福島原発の汚染水処理問題でクローズアップされたトリチウム除去が急速にテーマ性を帯びるなか、関連有力株として投資資金の攻勢が続いている。同社株は空売りも高水準に呼び込んでいる状態で、その強制的な買い戻しをバネに典型的な踏み上げ相場の様相を呈している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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